我が家の次女さん。


自分はいつも正しいと信じて止まない。
「私は優等生。」
自信に満ちあふれております。



というのも、長女と4つ違いの次女さん。
生まれたときから、長女が怒られているのを見て育った。
怒られるツボは押さえている。
怒られる人=長女=頭が悪い
怒られない人=私(次女)=かしこいお利口さん
次女さんの頭の中では、いつだってこの公式が成り立って
いるのです。



しかしながら、親から見れば、この公式が成り立っていることが
多いことは認めざるを得ないが、いつもそうなのか、といったら
そんなことはないんだよね・・・。
長女だって頑張っているし、次女だって間違いを犯すことはある。



困ったのは、次女が自らの間違いを自分で受け入れ
られないこと。

ちょっと「いまのは次女ちゃんが悪い」とか言おうものなら、
【この世の終わり】とばかりに
泣き叫び出す始末・・・Σ(゚д゚;)
「次女ちゃんが悪いはずがない!!(iДi)



すげえ自信だな・・・Σ(゚д゚;)
でも、この上なく感じ悪いんですけれど・・・( ̄_ ̄ i)
明らかに悪いのはお前だ。
認めなさい。



俗に言う悲劇のヒロイン的なパフォーマンスを繰り広げます。
肉体美と毒薬を駆使して、国王夫人の地位を手に入れた女が
国王失脚によって牢獄に送られる、その時を見ているような
往生際の悪さ。


「私は悪くない~~~ヾ(。`Д´。)ノ」


いやいや、いつもお利口なのは認めるけれどさ・・・
人間誰だって間違いは犯すわけさ。
それは至って普通のことなんですよ。
別に一度間違いを犯したくらいで、あなたの人間性を全否定する
つもりはないんですよね。
とりあえず、今回の間違いだけを認めていただければ、結構なん
ですけれど・・・。(-゛-;)


かたや、怒られ慣れている長女さん。
ちょっと間違いを指摘すると
「あ~はいはい。どうせ私が悪いんだよ。」
プライドのかけらもない・・・( ̄^ ̄)
完全に開き直る・・・( ̄□ ̄;)


どっちもどうよ???
これ。


先日、小学校の持久走大会がありました。
長女さんはだいたい毎年女子25人中12位とかいう
いたって【ふつう】のど真ん中。
去年は10位以内に入ったら、「ご褒美」を買ってやるとかいったのに
11位・・・。おしいんだよね・・・きみ(@ ̄Д ̄@;)
君の人生、全体的に悪くないんだけど、今一歩及ばない、極めて残念
な、まさにそういう感じを良く物語ってる順位だよヽ(;´ω`)ノ


そんなわけで、小学校最後になる今年の持久走大会はかなり
気合いが入っていたわけです。
【脱!!残念人生!!】
その結果、見事!!はじめての10位以内、8位という
素晴らしい順位を手にしました。


ここで次女さんの話。
毎年「長女さんは”ど真ん中”という煮え切らない順位だ」と聞かされ
ていた次女さん。
小学校に上がるまでは「長女ちゃんは足が遅い」とバカにして
いました。ま、自分だってたいしたことないんですがね(笑)
去年初めて持久走大会を経験しまして、21位。
たぶん後ろから数えた方が早いのね・・・(^▽^;)
「でもあの日は学校を休んだ次の日だったから、仕方がない」
こういう理由なんだそう。
で、今年も「私は長女ちゃんより、良い順位を取る!!」断言。


結果、14位。
「だって疲れちゃった(*´Д`)=з」
これ、理由ね。
いやいやだから、みんなそうなんだって(^▽^;)
そういう競技じゃん


それで、長女が8位と聞かされると、号泣~(。>0<。)
「次女ちゃんだって頑張ったも~~ん(。>0<。)


いや、がんばってねえとか言ってないじゃん・・・( ̄_ ̄ i)
「だっせえ┐( ̄ヘ ̄)┌」とか言ってないからね。


これで少しは分かったろう??
長女さんだってがんばってるんだよ。
長女さん、実はそんなにお馬鹿じゃないんだ。


実は長女さんも1年の時は17位、2年の時は14位・・・
そんなもん。
それを6年間で8位にしました。
最初からしたら半分だよ。



次女さん、君も大切なのは6年間でどれだけ頑張れるか
ってこと。

大切なのは今じゃない。
これからどうなりたいか、っていうことだ。
人はいつからだって変われるもの。
特にね、持久走なんて、己との闘い。
頑張れるかどうか、それだけです。
運動神経とかじゃない。
自分に負けない強い意志を持てるかどうか。



お母さんも、小学5年生まではマラソンをやる意味が分からなかった。
なんでこんなことやらなきゃならないんだ・・・そう思ってました。
でも、あるときガムシャラに走ってみた。
そしたら気付いたんだ。
「速く走った方が、早く終わるんじゃないの??」
そしたらね、走るのが楽しくなったんだ。
だって早く終わるんだもん。


大学受験の時も思ったよ。
「おれ、浪人するから別に落ちてもいいや。」
そういう人結構いた。
でも思ったんだ。
「今年受かった方が楽なんじゃねえの??」
だからがんばったよ。



人生ってそういうものです。
どこで【気付くか】。
気付くのが早い人もいるし、遅い人もいる。
こればっかりは周りが「気付かせてあげること」
できないんだよね。
がんばれ。



お母さんも反省しました。
長女さんのやる気を奮い立たせようと「まだまだ甘いね」
と言う意味で、ちょっと長女さんをバカにしたような
発言をしていた。

認めます。m(_ _ )m
これ、次女さんには良くなかったね・・・。
これからは長女さんをもっと褒めたいと思う。
だから、次女さんも長女さんみたいに頑張れ!!


大丈夫。
きみが優等生なのは分かってるんだ。