小学生新聞の投稿欄にこんなのがありました。

『わたしはDSを持っていません。
みんながDSの話を始めるとついていけないので悲しい思いをします。DSを持っていない皆さんはどうしていますか?』


まったくなんて世の中なのでしょうか(-。-;)
DSを持っていないと肩身が狭いだなんて。
以前から言っていますがね・・・うちなんかテレビさえないんですよ。


だいたいなんだって国民総出でニンテンドーを応援しないといけないのでしょうか。
みなさんニンテンドーの株でも持っているんでしょうかね・・・。


まだ、親が『自分でやりたい』人なら仕方ないのかと思います。
親がやっていれば、そりゃ子どもはやりたがりますからね。
分からないのは、親は『やらせたくない』と思っているのに買い与えている家庭ですよね。
みなさん口をそろえて『みんなが持っていて』『子どもがかわいそうだから』・・・



どうして『みんな』が持っていて、うちの子が持っていないと『かわいそう』なんですかね。
私なんかラッキー
と思っちゃいますけどね・・・。
アスリートなんか『みんなが見ることの出来ない世界』を見んがために、血眼になって努力しているんですから。
DSを持っていなければ『みんなと違う世界』が見られるだなんて、なんてお手軽なんでしょう。

私なら『みんな』が持っているんだとしたら、
是が非でも我が子にはそことは『違う世界に』行っていただきたい、と思っちゃいますけれど。へそ曲がりなんでしょうか。
つまらないじゃないですか、みんなと同じ景色を見るだなんて。
そんなの又聞きするくらいで十分。


ゲームに依存している状況を見るにつけ
自分の子を含め、現代っ子は『自分で楽しむ力』が極端に欠落していると思います。


うちの子『つまんな~い』っていうと最も怒られますよ(笑)
なぜか。
『他人に』依存しているからです。
『つまらない』と言えば誰かが『楽しくしてくれる』と他人に期待しているからです。


『つまらないと思ったら、自分で楽しくなるように考えろ!!!そして自分で動け!!!』
必ずこう怒られますね(笑)
他人に期待するんじゃない!!
他人は絶対にあんたの期待通りには動かない。
最初から自分でやれば何でも出来る。
他人に依存しているうちは『自由』は手に入らねえっっっ!!!!!


延々と怒られます(笑)



あのね、ディズニーリゾートが楽しいのは『楽しくしてくれている』からなんですよ。
キャストなんて言われる人たちが、『全力で』楽しい世界を演じているんですから楽しくないわけがない。
でも、『楽しくしてもらっている』ことを忘れてはいけないんです。
せっかく楽しい世界に来ているのに、冷めてる子ども、いますよね。
並んでるときにひたすらDSやってたりする子。
あれ、嫌いです。
『楽しい世界』を『楽しもう』とすらしていない。
そこには『自発的な作業』がひとつも含まれていません。
こんな子が将来幸せになれるのか、、、甚だ不安でなりません。



楽しむために、楽しい世界に来ているんだったら、
自分で『楽しむ努力』は絶対にして欲しい!!
それが将来自分の人生を『幸せなものにするための力』につながるんだと思います。
誰かが幸せにしてくれる、なんて絶対にあり得ないんですから。
人生はディズニーランドじゃありません。



ちょっと話は変わりますが、『子どもが欲しがるから』といってDSを買っちゃう人は
『子どもが行きたがるから』といってやたらディズニーリゾートに行きますよね( ̄_ ̄ i)

いや、これも自分が行きたいから、というのならまだ分かるんですが
『子どもが行きたがる』という理由でやたら行くのが良くわかりません・・・(・_・;)

栃木からですと日帰りはかなりハードですから、
たいていの家族はお泊まりコースですよね。
ひと家族3~5人としても結構な額ですから・・・
それを年間5回とか行くそうなんですが・・・


親はね、子どもの『奴隷』になってはいけないと思います。
『子どもが望むもの』をすべて与えていたら『自立の芽』なんか育だちっこないですよ(-"-;A
親は子どもの『負荷であるべきだ、と個人的には思いますね。
昨今の、豊かさが飽和した社会であればこそ、尚更そうなのではないかと。
子どもは親や、自分の境遇に不満があるからこそ、自分で考えて、工夫して、自立しようとするんだと思います。なにも親が子どもに好かれる必要はないんですよ。


山登りに例えますと
子どもが一生懸命山に登っているときに、背中を押してあげたくなるお母さんが多い気がします。
私はむしろ、後ろから引っ張りたい。
そしたら『もうお母さんと一緒に山を登るのはイヤだ』と思いますよ。
ひとりで登った方が楽ですもの。

子どものためを思えば、『少し嫌われる』くらいがちょうど良いのではないでしょうか。
今の人、『嫌われる』のも嫌いますよね・・・。


そうなんですよ~
今の親は『子どもに』嫌われるのが恐くて
自分の『子どもが』他の子に嫌われるのも恐いんですよね。
『嫌われる』役を演じられるくらいの、肝っ玉の太い母ちゃんでいたいですね。

私、自分の親のこと(特に母親・・・)相当『好きじゃない』ですけれど
『嫌い』ではないですから。
なので、そのくらいの関係がちょうど良いと感じるのかもしれません・・・。


あんまりにも、子どものご機嫌を伺ってちやほやしている方を見ると
なにをそんなに恐れているのだろうかと不思議でなりませんね。


自分の子どもには『自立』した子になって欲しい、と切実に思います。
『みんな』に依存しないで自分の価値観をしっかり持って
幸せになるために『全力で努力出来る人になって欲しいですね。
自分が『幸せ』だと感じていれば、周りの評価は気にしなくて良いんだと思います。
『迷惑』さえかけていなければ、多少『嫌われる』ことくらい
どうってことないですよね・・・。


だって私、『変人』て評価頂いたら相当うれしいですよ(笑)