さすが4時間スペシャル!まだありました。
関根麻里「笑ってコラえての海外支局をつくろうinローマ」
所「完結編ですね。これでコマツバーラは終わるということですね。最後のコマツバーラということですね。」
関根麻里「呼んでみましょう。」
関根麻里「笑ってコラえての海外支局をつくろうinローマ」
所「完結編ですね。これでコマツバーラは終わるということですね。最後のコマツバーラということですね。」
関根麻里「呼んでみましょう。」
ローマと中継が繋がり支局長が映ると真っ先に目が行くのが、カールした白い髪の毛。
支局長「はいは~い、小松バッハで~す。はい、なぜ私がこんな格好しているかというと、
支局長「はいは~い、小松バッハで~す。はい、なぜ私がこんな格好しているかというと、
これからご覧いただくVTRに関係があります。それではVTRスタート!」
【笑ってコラえて!ローマ支局】4/11part3前編
真地勇志ナレーター;今回がイタリア最後の取材となる小松原支局長。
せっかくなのでイタリアですごい人に会いたい!現地の新聞を調べていると、
小松ば~ら支局長「日本人だ!Hiroshi Kikutaあとは分からない。」
真地ナレーター;どうもすごい人そうだが、なにしろイタリア語が読めない。
ローマ支局からのSOSで東京本部が調べてみると、朝日新聞2006年5月3日付けにその人の記事を発見した。
見出しはずばりバイオリン作り世界一!記事によるとビエニアフスキー国際バイオリン製作コンクールで、
菊田浩(44歳)さんの作品が優勝。しかも日本人の優勝は初めてとある。
この快挙を他にも多くのメディアが取り上げていた。
そこでスタッフは菊田さんのバイオリンを取り扱っているという宮地楽器店を訪ねてみた。
番組スタッフ「こんにちは日本テレビの笑ってコラえてと申しますが、
菊田浩さんのバイオリンを見たいんですけれど…」
対応してくれたのは弦楽器担当主任の山本岳志さん、「はい、こちらに御座います。」
笑コラスタッフ「ありますか!」
山本岳志「はい。」
笑コラスタッフ「これですか?」
山本「いやこれはまだ違うんです。」
笑コラスタッフ「これは違う!?」
山本「はい、これは入門者向けに作られた大きな工場で量産器ということになります。
本来バイオリンは職人が手作りで作るのが基本なんです。けれども非常に時間がかかる作業になりますから、初心者向けの大半は大きな工場で作られたものになります。」
真地ナレーター;市場に出回っているバイオリンのおよそ9割は量産品で手作りのものは全体の1割に過ぎない。
そして見せてもらうのが、
山本「こちらでございます。左から2番目の――。
笑コラスタッフ「キレイですね。」
山本「人間の手で作られたとは思えないほどきれいだと思いますね。
山本「こちらでございます。左から2番目の――。
笑コラスタッフ「キレイですね。」
山本「人間の手で作られたとは思えないほどきれいだと思いますね。
細部まで神経が行き届いて非常に誠実な作りのバイオリンという印象を受けます。
笑コラスタッフ「ちなみにお値段は幾らぐらいなんですか?」
山本「157万5千円です。」
笑コラスタッフ「ちなみにお値段は幾らぐらいなんですか?」
山本「157万5千円です。」
真地ナレーター;ちなみにバイオリンの値段は5万から60万円だという。
山本「手作りのバイオリンは、そもそも手作りであるというだけである程度の値段が付いてしまうのが現状です。一方量産型は値段相応の音が出るように設計されてるのでまちがいはありません。
ですからただ音だけで限っていうのであれば、安心できるものであると言えるかもしれません。」
真地ナレーター;手作り品の音色はそれぞれの職人による個性があるのに対して、
工場製は設計図通りに作られている為、安定した品質と音色が得られるのだ。
そしてバイオリンの値段と言えばよく名前を聞くストラりバリウス!
そしてバイオリンの値段と言えばよく名前を聞くストラりバリウス!
これはバイオリンの様式を確立した立役者のひとりアントニオ・ストラディバリによって作られたバイオリンを
指すが、あるストラディバリウスはオークションでなんと12億7300万円の値をつけたことがあるほどだ。
菊田さんは現在イタリア北西部の街クレモナに住んでいることが判明。

アルプス山脈の麓で良質なもみの木がとれると
聞いたことがあります。
支局長はすぐさまクレモナに飛んだ。
クレモナは別名、バイオリンの聖地と呼ばれる。
この街で16世紀にバイオリンが発明され、
この街で16世紀にバイオリンが発明され、
あのストラディバリも楽器作りをしていたからだ。
現在も130余りのバイオリン工房があり、
現在も130余りのバイオリン工房があり、
バイオリン製作職人の数は数百人にのぼる。
さらに世界中から楽器商や名だたる演奏家が
現代の名器を求めて足を運ぶ。
そんなクレモナの市庁舎には――、
支局長「うわぁ~!!」
支局長「うわぁ~!!」
真地ナレーター;歴史あるバイオリンがずらり。
支局長「匂いが違うね。あれ、これそうかな?ストラディバリ、へぇっていうことは…これ億――!」
真地ナレーター;市庁舎は博物館になっており300年ほど前にストラディバリの作った弦楽器4挺を始め、
全部で12挺の貴重な楽器を見ることが出来る。
またストラディバリが愛用していた工具類も大切に保管展示されている。
こんなバイオリンの街に住む菊田さんとはいったいどんな方なのだろうか?
インターホンを鳴らす支局長「開いた!あっこんにちは。」
菊田「どうも。」
支局長「突然お邪魔します。バイオリン製作の菊田さんですか?」
菊田「はい菊田浩です。どうも初めまして。」
菊田「どうも。」
支局長「突然お邪魔します。バイオリン製作の菊田さんですか?」
菊田「はい菊田浩です。どうも初めまして。」
真地ナレーター;世界一のバイオリン職人菊田浩さん50歳だ。
工房に入って行きます。
支局長「失礼します。」
支局長「失礼します。」
真地ナレーター;ここが工房で日本人の職人仲間と共同で使っている。
先ずはバイオリンに疎い支局長の為に、その構造を説明して貰うことになった。
先ずはバイオリンに疎い支局長の為に、その構造を説明して貰うことになった。
バイオリンのボディは半分の厚さに切った板を2枚貼りあわせたもので作る。
こうすれば左右で木材の質が均等になるし、見た目にも美しいからだ。
バイオリンはこのような板を削り出して出来た表の板と裏の板、側面の板そしてネックが合わさって出来ている。各部品の接着にはニカワを湯煎したものを使う。
ニカワは水ではがれるので修理が必要になった場合にバイオリンを傷めずに分解することが出来る。
テレビ画面にはクレモナ市庁舎でバイオリンを弾いている映像が流れています。
ストラディバリウス達が300年の時を経て今なお現役で活躍することが出来るのもニカワのお陰で、
ストラディバリウス達が300年の時を経て今なお現役で活躍することが出来るのもニカワのお陰で、
何年かごとに修理し続けているからだ!
またバイオリンの縁に見かけるパーフリングと呼ばれるラインは、一見線を描いてあるように見えるのだが、
実は三層に貼りあわせた薄い木が彫った溝に埋め込まれているのだ。
そしてこれには重要な役割がある。
そしてこれには重要な役割がある。

菊田「見た目も飾りになって美しいっていうのもあるんですけれど、たとえば完成した楽器がこう、
手が滑って落ちちゃったりするとね…落ちちゃった時に、こう何もないと板がバァーンと一気に割れてしまったりするんですけれど、パーフリングがあることによって補強された状態になるんですね。
だからバァーン(大きく)と割れずにここで止まってくれることも。」
真地ナレーター;さらに魂柱と呼ばれるつっかえ棒を表板と裏板の間に挟み込む。
この柱のお陰で両方の板がうまく震えバイオリンらしい響きになる。最後に弦をのせる駒という部品が揃えば、
この柱のお陰で両方の板がうまく震えバイオリンらしい響きになる。最後に弦をのせる駒という部品が揃えば、
おおよそバイオリンの形になる。
支局長「今実際バイオリンを作り始めて何年ですか?」
菊田「えっーと、作り始めたのが1997年なのでちょうど16年。」
支局長「16年ですか!たったの16年。」
真地ナレーター;なんと世界一の職人がバイオリンを作り始めたのは35歳の時なのだ。
1961年名古屋市で生まれた菊田さんは地元の工業高校を卒業して、
1961年名古屋市で生まれた菊田さんは地元の工業高校を卒業して、
テレビ技術に興味を持ち1980年NHK名古屋放送局へ就職し、音を録音し調整する音声マンの仕事に従事した。
そして東京勤務になるとN響アワーやオペラなどクラシック音楽番組を数多く担当、
他にもバイオリニスト千住真里子出演の番組「趣味専科」など、様々な楽器の音色を聴く仕事に携わった。
そして東京勤務になるとN響アワーやオペラなどクラシック音楽番組を数多く担当、
他にもバイオリニスト千住真里子出演の番組「趣味専科」など、様々な楽器の音色を聴く仕事に携わった。
ここで急に東京のスタジオの映像に戻ったので所さん達が驚く。
関根麻里「実は今回ですねこの方にお越し頂きました。」
大田光「あら~!」
所「今VTRに出てたー、」
関根「菊田さんが音声マン時代に番組に出演されていたバイオリニストの千住真里子さんです。」
所「いらっしゃいませ。」
千住さんが手にするバイオリンに関根さんが聞きます、「千住さんそのバイオリンは…?」
千住「これはストラディバリウスです。」
田中「うわ~!」
所「弾いて頂けるんですか?」
中川翔子「すご~い!」
関根「菊田さんのことはご存知で?」
千住「もちろん覚えています。」
関根「バイオリン職人になる経緯ていうのはご存知ですか?」
千住「いいえ全然知らないです。」
関根「VTRには続きがありますので千住さんも一緒にご覧下さい。」
大田光「あら~!」
所「今VTRに出てたー、」
関根「菊田さんが音声マン時代に番組に出演されていたバイオリニストの千住真里子さんです。」
所「いらっしゃいませ。」
千住さんが手にするバイオリンに関根さんが聞きます、「千住さんそのバイオリンは…?」
千住「これはストラディバリウスです。」
田中「うわ~!」
所「弾いて頂けるんですか?」
中川翔子「すご~い!」
関根「菊田さんのことはご存知で?」
千住「もちろん覚えています。」
関根「バイオリン職人になる経緯ていうのはご存知ですか?」
千住「いいえ全然知らないです。」
関根「VTRには続きがありますので千住さんも一緒にご覧下さい。」
所「それではVTR回転!」
真地ナレーター;35歳でバイオリンを作り始め、
世界一に登りつめた菊田さんの人生を探る為自宅へ行くと、奥さま(ひさ子)が出迎えてくれました。
支局長「お邪魔します。家でも作業なされるようになってるんですか?」
菊田「ずっと家で仕事してきたもんですから――。これはもう一応完成したバイオリンです。」といい、
ガラス戸棚からひとつ取りだしました。
支局長「玄までついている?」
菊田「そうですね、仕上がってニスを塗るとこういう風にツヤツヤになる。」
菊田「そうですね、仕上がってニスを塗るとこういう風にツヤツヤになる。」
真地ナレーター;菊田さんはテレビマン時代弾いたことはおろかバイオリンに触ったことすらなかった。
全ての始まりは1996年(当時35歳)仕事でオーストリアのウィーンへ行った時、
全ての始まりは1996年(当時35歳)仕事でオーストリアのウィーンへ行った時、
ふと立ち寄ったのみの市で3000円の安いバイオリンが目に留まった。
菊田さんは気づくとそのバイオリンを購入していた。
そのバイオリンを見せる菊田さん、「これが最初の運命のウィーンで私が初めて触ったバイオリンです。
もう本当にボロボロのガラクタなんですけれども、これはやっぱり外せないというか原点なので…
全ての原点なんで!」
奥さん「でも――、これ見て人生変えますかね。」
菊田「変わったんですよ!これにビビッと来たんだ。」
菊田「変わったんですよ!これにビビッと来たんだ。」
真地ナレーター;ウィーンから帰国した菊田さんは弾けもしないのに毎日楽器に触っていた。
そしていつしか思っていた――、バイオリンを作ろう!
菊田「バイオリンは楽器なんですけれどバイオリンっていうのは、意思を持った存在みたいなそういうものを感じるですね。そういうものを自分でも作ってみたいと思ったのがきっかけですね。」
真地ナレーター;しかし当時菊田さんは既に35歳、結婚生活7年目を向かえていた。
仕事を辞めるわけにはいかないので、近所にバイオリン作りの教室を探して仕事が終わった後通っていた。
出社前と帰宅後は1人きりで自宅でも設計図を元に作っていました。
出社前と帰宅後は1人きりで自宅でも設計図を元に作っていました。
奥さん「本当に取り憑かれたように作り始めちゃって、他はもう何も見えなくてもう…」
菊田「見えてなかったですかね?」
奥さん「見えてないですねぇ。」
菊田「見えてなかったですかね?」
奥さん「見えてないですねぇ。」
真地ナレーター;そんな生活が5年続き作ったバイオリンは10挺、菊田さん40歳になっていた。
その頃本場イタリアでバイオリン製作を勉強した人物に会った菊田さんは、
その人に自分が作ったバイオリンを見てもらった。
すると、
「設計図通り良く出来てますね。」
菊田「ありがとうございます。」
そしたら「でも…バイオリンじゃない。」と言われてしまいました。
そしたら「でも…バイオリンじゃない。」と言われてしまいました。
菊田「バイオリンには見えないっていう…かなりショックというか、自分はかなり奥に踏み込んでいたつもりが、
まだ入り口にも立ててなかったというのが分かったんですね。」
真地ナレーター;さらにもうひとつ運命を変える出来事が待っていた。
続く■□□1/3
バイオリンを作ろう!なんて私は生まれてこのかた一度も考えたことはないなぁ~。
バイオリンに限らず、人生をガラッと変えるものにも出会ってない!



「はいは~い。良く聞こえますよ――、なんちゃって!





