週の半ばの一日、こりずにこの日もお山詣で。
復活しての二回のお山行ではぼちぼち夏鳥も見れてはいるものの茂みの被さる水場で一番目を引く青いオオルリの雄がまだ見れていない。
だいたい例年夏の盛りの時期でもオオルリは滝行好きというか流れの強めのところで繰り返し水浴びをしているのを見ているので見れないのがなにか物足りなく感じる。
はたして三度目の正直でお姿を拝めるか。
まあこういう時はこのブログ、たいてい二度ある事は三度パターンへ転ぶものだが・・・・・。
①上る道は猛暑で厳しいが、とりあえず木陰で涼みたい一心で上がる。
いつも通り一人バス停を降りて林道の入口へ。
登りだしてすぐに道路わきの木のあたりから低いキビタキの鳴き声。
眺めると茂みの陰からちらちら見える姿。
よく見つけたというところで写してもこれ何?状態。
幸先がいいのか悪いのか。
②この時期すっかりおとなしいキビタキ。たまたま見つかったものの暗いし被り。
これまたいつも通り足を止める鳥の姿もなくすいすいと登る。
足を止めたと言えば、一度まだ低いあたりでサンコウチョウのホイホイの声。
少し様子を見たが近づく気配もなくこれっきり。
さらに上って開けたあたりでは上空を一羽の鳩。日差しの関係で黒っぽくどうせキジバトと思って後で見たらここでは何年振りかのアオバトだったみたい。
③この辺りからも大磯まで飛んでいくのか、この辺りでアオバトはよく聞くが見るのは久しぶり。そして藪の中をがさついているのはウグイスの幼鳥?
さらに斜面をのぞき込んだらひょいとヤマドリらしい鳥が斜面の凹凸の死角へと滑りこむのがちらり。
「どきどき感」は多いもののなんもまともに写せていない。運はいいのか悪いのか。
微妙~な感じのまま水場へ。
まずはヒガラ、そしてメジロ。
この辺りが安定して出てくれると時間もつぶせるし退屈しない。
④ヒガラ、メジロあたりがそこそこ出てきてくれると時間をあまり感じさせないのがありがたい。
斜面からミソサザイが降りてきて水場をちょろちょろ。
しかし日のささない当たりでとあって写りは残念。
さらにまた。オオルリの雌がひょいと突然降りてきて枝にとまる。
しかしさあと期待してまっていたら前回と全く同じで斜面の上へUターン。
いったい何なんだ。
かと思えば、いつの間にか斜面を降りていたクロツグミが石の陰から顔を出している。油断大敵。
とりあえず上に上がったところを少し写したがどうも微妙。
見始めて二時間足らずで結構いろいろ。
この調子なら何とかお目当てのオオルリ雄の青いのもと期待はアップ。
⑤周囲ではミソサザイにヤブサメが出没。ヤブサメはすぐ近くに来るもののどういうわけか被る場所に必ずいてこの日はまともに撮れず。
しかしその後はどうも腰砕け。
ヒガラ、ヤマガラ、メジロあたりがぼちぼちと出てくるものの変わり映えのしないパターンが続く。
かれこれ1時間半以上その調子が続いたところでようやくまたクロツグミのご登場。
あせらず少し歩き回ってくれたものの落ち葉被り枝被りだったりなかなかすっきりとは撮れない。ちょっと残念。
⑥ヒガラ、メジロに比べてにぎやかでひときわ大きなのが来たっと思う時にはヤマガラ。
⑦何度か様子見だったクロツグミが降りてきた。石の壁のないところなのに手前の枯れ枝、葉っぱに絶妙に遮られて全身見れない。。。。。
この日はキビタキはお出ましにならず、その後もヒガラメジロヤマガラパターンでだいたいいつも撤収のお昼が近づく。
まあクロツグミも見れたしここで打ち止めでもいいもののやはり青い鳥、ということでもう少し粘ってみることに。
すると12時を回ってしばらくすると斜面の茂みから水場の奥の枝にとまる鳥。
手前の枝が被ってよく見えないがカメラを向けると青い。
ようやくお目当てのオオルリ雄のお出ましだ。
だいたいの出現パターンと同じでまず現れてかなりの時間様子見かじっと動かずにいる。
そしてようやく下に降りてくる。
石の上、そして流れのところに移動すると水浴び、ではなく水呑みのしぐさだ。
結局期待した盛大な水浴びは見れなかったが無事に三度目の正直。
地道にお参りしたご利益を頂戴して帰ることができた。
⑧いつもより少し長く粘ってのご利益。もう少し早ければ日差しが当たりもっときれいに撮れたのに、というところだけれど贅沢は言うまい。
まあひんやりというほどではないが木陰でそこそこ涼みながら鳥が見れること自体この時期ご利益かもしれない。
ありがたく思ってせいぜいお参りさせてもらおう。