GWあけのお目当ては県内ではなかなか見れない夏鳥。

特に去年あまりすっきり見れなかったコルリとノジコはできればしっかり見たいところ。

 

天気予報はすっきりしないが午前中は曇りで午後には晴れ間も見れそうというので予定通り出発。

しかし朝起きて家を出ると小雨とは言え傘の必要な天気。

昨年から軽井沢に行ってすっきり晴れた記憶がないが大丈夫か。

 

①お試しで行った軽井沢日帰り。はたしてここはどこ状態。これ午後3時だよ。

 

始発で地元を出発、6時半頃の新幹線に乗って目的地へ。

久しぶりの車内放送のBGMが懐かしい。

車窓から見る景色はしかし思わしくない。

どんよりと雲は垂れこめ窓には雨粒。

 

目的地に近づいても雨は止まず雲か霧か目の前の景色がかすんで見える。

7時半頃軽井沢駅。雨だよ、詐欺だろ。

 

とりあえず急ぎ改札を出てバス停へ。

すぐに出発時間のバスに急いで乗って最初の目的地に。

バス停を降りて去年初めて行った畑地に到着。

 

歩いていて農道の脇の畑を見るとキジが。近いし向こうもこちらに気づいているはずなのに全く動じない。

とりあえず写して歩いて様子を見ていく。

その後も畑、草地のあちこちでキジの姿が目に付く。

少なくとも6,7羽はいただろうか。これだけ見るのもそうはない。

 

 

②地元、ご近所の一年分の見貯めかというくらい狭い場所に密集していたキジ。

 

草の茂る休耕地にはホオアカが。

草の上にとまり、穂先にとまってはぶらぶらしていたりとどれを写したらいいか迷うほど目につく。

 

 

 

③スズメを見るより多かったホオアカ。

 

④ホオジロを見る方が難しかったり、キジの数と言いなんか調子が狂う感じ。

 

声についていえばオオヨシキリの方がにぎやかだがどういうわけか芦の茂みの下の方で鳴いているのでどうにも姿が。

昨年ホオアカより多く見かけたコヨシキリは今年は来ないのかそれとも時期が早いのかまったく見かけない。

 

⑤声だけは一番賑やかなのに上の上がってこないシャイ?なオオヨシキリ。

なかなか写せずストレス。

 

かわりに芦原を出入りして農道の脇の雑草の茂みを見え隠れしているのはアオジ。

去年も見かけたがそれよりもずいぶん多い数が見られる。

どうやらこの辺りで夏を過ごすようだ。

 

 

⑥まともに写しそこなったものの電線でさえずったり、あちこちで見られる。これで「高原にいる」を実感の夏アオジ。

 

昨年と比べると言えば週の林から昨年はカッコウ、ホトトギスの声が聞こえて高原気分を味わえたのだが今年は地味にツツドリの声を聞くだけとちょっと寂しい。

 

昨年見かけたノビタキを探して畑地を歩いて見て回る。二時間あまり見つからず今年はダメかと思いだした頃、ようやく草地の奥で穂先にとまる雄のノビタキを発見。

周囲を探すとどうやら雌も一羽いるよう。

この時期なかなか遠出をしないと見れない鳥が見れるのはありがたいがなかなか近くでは撮らせてもらえず手ごわかった。

 

 

 

⑦二時間余り歩き回ってあきらめかけたあたりでようやく見かけたノビタキ。

見ているとどんどん畑地の奥へ。しつこいと嫌われるか。

 

3時間ほどでバスの時間になりバス停で。

昨年はバス停蕎麦の民家の雨戸の戸袋で子育てしていたコムクドリ。

バスを待ちながら様子を見ていると期待通り頭上の電線に雄雌一羽ずつ飛んできてとまる。つれなくもすぐに飛んで行ってしまったが普通に電線にムクドリと一緒に見れるのはさすが高原という感じ。

 

 

⑧去年に続いてバス停で見れるコムクドリ。ありがたいけどいつも天気が恵まれない。

 

11時過ぎのバスに乗り昼前に中軽井沢駅へ。

こんどはここから歩いて軽井沢野鳥の森へ。

途中のリゾートには観光客、日本語以外の方がたくさん見られる。

これがインバウンドか。

 

昼過ぎに野鳥の森に。

とりあえず中心部を歩いてみるが鳥の気配が遠い。

時間も昼時と休憩時間なのかもしれないが通路近くで聞こえる鳥はさっぱり。

池の近くでキビタキがぶんぶんと威嚇しあう声が聞こえたがいるのは木のはるか梢近く。おまけに激しく追っかけあっていてとてもまともに撮れない。

 

 

⑨3ないし4羽のキビタキが追っかけあうのはいいものの、なんでこう高い木のてっぺんでやってんだか。見れまへんがな。

 

公園入口近くで鳴いていたコルリは園内ではさっぱり音無しのご様子。

木の幹にはゴジュウカラもキバシリも見れずと富士山登山道に続いての絶不調。

ノジコに至っては気配も感じずの惨敗。

あまりの不調に前倒しで予約を変更して帰ろうかと思いつつ公園横の林道を歩く。

ふと気配を感じて声もなくまったりとしていたキビタキを写して空振りを免れたものの、コサメビタキははるか頭上を飛び回るばかり。

ようやく聞こえたオオルリも頭上と遠い。

 

 

⑩この日唯一と言っていいまともに見れたキビタキ様。ありがたや。。。

 

⑪コサメビタキも高い木の上を飛び回るばかりで全く愛想なし。

 

⑫かろうじて撤退間際にみたオオルリもどんよりの天気の中色がでない。

 

結局めぼしい成果もなくギブアップ。予定より一本早いしなの鉄道に乗ろうと達隊。

すると、中軽井沢駅に向かって歩いていくうちに急にあたりに霧が立ち込めて視界不良。

結果的には正解だったよう。この霧の中では鳥を見つけるどころではなさそう。

 

⑬あっというまに白い霧が当たりに充満。一気に視界不良。で3時前に中軽井沢に着くと冒頭の写真の通りすっかり黄昏時状態。

 

これでは粘っても鳥など見れるわけもない。ほんと予報は何というか、天気には恵まれない軽井沢詣でが続く。なんとかしたいものだ全く。。。。。

5月中にもう一度行く予定にしているがはたしてどうなる事か。

 

という事でしなの鉄道は一本早いのに乗り軽井沢駅。そのためここで結構な待ち時間を過ごすことに。

そして新幹線乗車。実質乗車時間は一時間と短いが買い込んだ。缶ビールを一本ひっかけたのは言うまでもない。

 

さらに今回の間抜け。

休耕地でホオアカなどを見ていた場所では周囲にトビがほとんど常に飛んでいる。

その時に一度トビではなさそうと写したものを帰ってみてみると。

これはどうもハチクマ、らしい。もちろん初見。

そうと気が付いていればもうすこしきちんと撮るんであったのに。進歩のない話。

 

⑭ずっとトビが視界に入る畑地。ちょっと白っぽい猛禽、オオタカかと撮って帰ってみればハチクマ。。。。もう少しちゃんと見たかった・・・・・。