GWも終わりお山もこれから遠出をしようと行き先を思案中。

そんな中、葛西臨海公園に立ち寄りのアカアシシギが一週間ほど居続けているというのを知る。

アカアシシギももうずいぶんご無沙汰だ。

天気はすっきりしないが見れれば儲けものというくらいの気持ちで出かけてみた。

干潮はお昼ちょっと前くらい、公園に着いたのは7時過ぎ。

あいにくまだ霧雨の降る公園内にはほとんど人の姿はない。静かだ。

 

静かなのはいいが、鳥の方もこれまた静か。

公園西側を歩いてみたが夏鳥の声も姿もさっぱり。こっちの静かは困ったもの。

 

 

①小雨ぱらつく公園内は人気なくしずか。海に面した広い斜面ではカルガモがお散歩。

 

仕方なく海岸沿いの道を歩いてみる。

護岸の水際にはキアシシギにチュウシャクシギ。

近づくとチュウシャクシギは西なぎさの方へ鳴きながら飛んでいく。

よく見ると西なぎさの水際にもチュウシャクシギにキョウジョシギがいるようだ。

 

 

 

②通路から海岸を眺めるとところどころでキアシシギ、チュウシャクシギがせっせとカニを食べている。

 

海岸沿いを歩いているとところどころにキアシシギ。

そして水のたまったあたりにはツバメが飛び回っている。

近くを繰り返し周回しているので何とか飛んでいるところを写したかったがやはり自分ののろりんさでは無理な話だった。

 

 

③目の前をゆっくりと周回、絶好の条件でも撮れるのはこれくらい。運動神経視力共に足りません。

 

9時前に開門となり西なぎさに。

潮の引き出したなぎさにはアオサギ。

 

④広がりつつある干潟の潮だまりにはサギが数羽。といいつつなぜか目はアオサギにロックオン。

 

そして東なぎさとの間の浜、牡蠣礁にはやはりチュウシャクシギにキアシシギ。

東なぎさの方を眺めてみたがミヤコドリの姿は見えない。

葛西のはちゃんと渡りをしたんだろうか。

 

⑤東西なぎさのこちら側ではチュウシャクシギがゆうゆうと歩いている。

 

ほかに目新しいものはなさそうなので潮が引いて広がったなぎさを眺めて歩く。

遠くなった波打ち際あたりには数十羽はいるアジサシ、コアジサシが飛び回っている。しかしさすがに遠すぎて見れた、というだけ。

 

⑥ずっと先、遠すぎてはっきり見れないがアジサシ、コアジサシ。近くで見たかった。

 

手前にはここでも久しぶりのシロチドリが。

三番瀬でも葛西でもすっかり目にする機会が少なくなってしまったのは寂しい事だ。

 

⑦すっかり見る機会、数の減ったシロチドリ。無事にここで子育てできるか。

 

西なぎさから今度は鳥類園の方に歩いていく。

拝見したブログではアカアシシギは汽水池か東なぎさとの間にできる干潟で見られているという。

西なぎさから歩いてまずは近い方の東なぎさとの間の水路の方を覗いてみる。

大潮の日とあってすでに干潟が大きく広がっていて西側にチュウシャクシギ。

正面の奥、ずっと遠くの水際にキアシシギらしい群れが。

さらに東の端の方にはホウロクシギが、これまた遠いが何とか見える。

 

 

⑧広がった干潟、奥の一番遠くにキアシシギの群れ?と思ったらソリハシシギも混じっていた。さらに一羽離れた場所でホウロクシギが見える。

 

護岸には4,5人の方が干潟の鳥を眺めている。

その中でキアシシギらしい鳥の群れを熱心に眺めている方にアカアシシギがいるか尋ねてみると群れの中にいるという。

逆光でパッと見るとめだたないがカメラを向けてよく見てみるとたしかに一羽足が赤い。

そして体の色も灰白色というよりは茶色っぽいか。

近くに来るかと思って写していると水路に船が入ってきたせいかキアシシギと一緒に飛び出して東なぎさの方に飛び出して行ってしまった。

 

⑨真正面から逆光。まぶしくて見た目あまり区別がつかないが写してみると確かに赤い。

 

しばらくしたら戻ってくるかと思いそれまで鳥類園の中を見て回る。

淡水池はめっきり寂しくなってクロツラヘラサギの姿も見られない。

汽水池の方ではコチドリがいるくらいでしばらくするとキアシシギが一羽姿を現したがアカアシシギはこちらには来ないようだ。

 

 

⑩汽水池の観察窓。こちらに来ないかなと思ったアカアシシギは見れず。かわりにコチドリにキアシシギ。この窓から歩き回るシギチドリを見るのも久しぶり。

 

しばらくキアシシギを観察窓から眺めた後再び東なぎさとの水路の方に様子を見にいてみる。

すると予想通りアカアシシギはキアシシギと干潟に戻ってきている。

先ほどより少し手前に来ていたアカアシシギとキアシシギは向かって右側から目の前を横切るように歩いている。

自分たちも徐々に東(左)側に移動しながらアカアシシギがより近く順光側になるのを待っていた。

すると突然シギたちは動きを止めて固まったかと思うと一斉に飛び出した。

同時にシギのいたあたりに何か猛然と突っ込んできた。

 

 

 

⑪目の前を横切るアカアシシギ、キアシシギを写しながら進路に先回りして順光そして近くで撮ろうと待ち構えていると・・・・・・なんてこった。

 

シギたちは東なぎさの方に飛んだのか行方不明。

突っ込んできた鳥は目の前を旋回するとディズニーランドの方向へ飛んで行った。

シギに襲い掛かったのはハヤブサ。猛禽が獲物を狙うところを見たのは久しぶりだが、なんでこのタイミングで・・・まったく。

自分と一緒にアカアシシギを熱心に見ていた方たちも皆思わず呆然と言った調子。

 

 

⑫アカアシシギたちに突っ込んだハヤブサは目の前を周回したのち舞浜方面に飛び去った。あ~としかいいようもない微妙な空気が周囲に漂う。

 

結局アカアシシギがどっちの方向に飛んで行ったのかわからなかったのでひょっとしたらと思いもう一度汽水池の方を見に行って見たがやはりいない。

時刻はぼちぼち干潮の11時前。

まだ粘れば見れたかもしれないがとりあえず見れたという事で少し早いが撤退。

 

この数年葛西の汽水池にはめっきりシギ、チドリが見られず足が遠のいていた。ようやく見れたと思ったら猛禽襲来。

あまり立ち寄らなくなったのもこういうのが原因なんだか。寂しいものだ。