GWの前半、我ながら余計なお節介でブロ友さんをお誘いしての三番瀬プチ観察会。

日曜がご都合よいというので最終週の日曜日にと日取りを決めたがよく考えたら(いやよく考えなくても)GWの真っただ中。

公園のHPを見たら潮干狩りの予約が真っ先に売り切れになっている。

どう考えても一年で最も混雑しそう。

潮が引いたら人が押し寄せ鳥はたまらず飛んでいく。そんな光景が思わず脳裏をよぎり冷や汗。

そうなったらどうしようかと考えても妙案はなし。時期をずらせば渡りの時期、鳥がいるかはその時次第とあってとりあえず行ってから考えようと。

 

当日は集合時間より早めに二俣新町駅についてまずは公園への一本道の様子を見に。

渋滞はまだしていないよう。少し前にバスの到着時刻だった停留所にも並んでいる人はなくさほど遅れることもなく通過したよう。

この調子なら集合時刻から少し待てばバスに乗って公園に行けそうだ。

やれやれ一安心と駅に戻るとあらずいぶん早いのにすでにブロ友さんはご到着されていた。

バスの時刻にはまだちょっとあるのでここは恰好をつけて車を拾って公園へ直行。

公園の入り口前までくると露店が何軒も並んでまるでお祭りの会場。

すでに結構な賑わいの公園から干潟に出る。

さて、この日の干潮は午後1時半過ぎ。そしてネットに囲われたエリアに人が殺到する潮干狩りが始まるのは正午。

それまで果たして鳥は見れるのか・・・・・・。

 

干潮までかなり時間を残しているがすでに潮が引いて露出したあたりにシギたちがやってきている。潮干狩りが始まってからは立入りできなくなったエリアにいる鳥をネット越しに眺めてみる。

 

①ネットの向こう側にはすでに水の引いた干潟に色々なシギが。近づけないのが残念。

 

オオソリハシシギにミヤコドリ、そして水際にはハマシギにメダイチドリ。

ネットに遮られて近づけないので距離はあるが全く見れないかと思っていたので何とか見れて一安心。ほっとした。

 

 

 

②いろいろいるシギチドリの中からブロ友さんのお好みの鳥がよく見れないかうろうろ。オオソリハシシギのしっかり赤いのは遠くて残念。

 

鳥運順調なブロ友さんは自分が見つけられなかったキアシシギもしっかり見つけて写してる。

ネット内のエリアから今度は広がってきた干潟を歩いて鳥を探す。

周囲には何羽もコアジサシが飛び回っている。

なかなか手ごわいし結局振り回されてしまったが葛西の干潟ではなかなか人が多いと見れない干潟に降りて休んでいる姿が見れたのは良かったかな。

 

 

③飛び回るコアジサシは早すぎ。葛西ではなかなか見ない降りて休みところがみれたのは良かった。

 

そしてユリカモメの群れに頭が黒(茶)色になったのが混じっているのを見つけてテンションアップ。

その後は潮が引いて干潟が沖に広がる中、浜近くに残る水たまりあたりにひっそりといるオオソリハシシギ、チュウシャクシギそしてブロ友さんの見たがっていたダイゼンを探して歩く。

ここでもブロ友さんの鳥運が前回自分見れなかったシロチドリを引き寄せてくれた。

なんともありがたや。

 

 

 

 

 

④潮が引き沖に広がる干潟に取り残されたように手前にいるシギを眺めて歩く。

ダイゼンはここならじっくり見れる上、ブロ友さんがシロチドリを引き寄せてくれた。

 

あとは市川側の波打ち際に集まって来たシギチドリの方へ行って鳥と同じ高さの地面に立って近くを歩き回る小型のシギを見てもらいたかったのだけど、そちらの方へ歩いていく途中、一斉に飛び出して空っぽになってしまったのが残念だった。

折り返して潮干狩りエリアのネットの中のシギ、チドリを眺めてから干潟を撤退。

公園の中はさらに人が増えて大盛況。

しばらく待ってきたバスで二俣新町の駅へ。

まだ昼前でもありせっかく干潟の鳥見に来たのだからと次に南船橋まで足を伸ばして谷津干潟をご案内。

 

⑤谷津干潟も干潮の時間。すっかり広がった干潟に鳥が点在しているようだが、遠すぎてよくわからなかった。

 

駅から歩いて歩道橋に登り歩いていくとすぐ目の前に干潟が。

自分も来たのは何年振りだろうか。

干潟沿いの遊歩道を歩いているとスズガモにハシビロガモの姿。まだいるのにちょっと驚いた。

 

ちょっとした林の中を抜けて観察センターへ。

ネットでは周辺で前日キビタキが見られたらしいのでついでに見れたらと期待していたがそう甘くはなかったよう。

観察センターに入ると正面に広がる干潟を見る。

鳥はいるようだが正面手前にいたチュウシャクシギ以外はどうも遠くて見えそうにもなさそう。まあお昼時とあって建物内のカフェで一休みついでに涼んでいこうという事なのでそれはそれ。

カフェの窓から見た淡水池のほとりではこの日ようやく見られたアオサギがいてブロ友さんの疲労回復になったかも。

 

その後は干潟の周囲を少しあるいてみる。

ちょうど三番瀬の干潮時刻とあって谷津干潟も水位がどんどん下がる頃。

チュウシャクシギにメダイチドリは見れたもののやはり遠すぎ。

こちらはもっと潮が満ちてくるあたりが見どころだろうけどさすがにそこまで待っていたら遅くなる。

 

⑥お昼休みの後、遊歩道からシギチドリを探す。遠い。ここは距離があるのでカメラより双眼鏡、スコープをもってじっくり観察の人が多そう。

 

昼下がり一通り見れたかなという事でそろそろ駅へ戻ることに。

途中干潟の西側でチュウシャクシギが大きなカニを食べているところが見てもらえたのは良かったか。

 

 

⑦干潟の西側に数羽のチュウシャクシギ。大きなカニを食べているのをみながら南船橋の駅へ。

 

日が日だけに落ち着いて見るのはとても無理と思っていたので近くでじっくりとはいかなかったが今見れるだいたいのシギ、チドリが見ることができて(自分が何かしたわけでもないが)一仕事お疲れさまという感じ。

それにしてもブロ友さんの鳥運はなかなかのもの。

今回の成果もその効き目の方が大きかったかもしれない。

また便乗させてもらいたいものと思わず真剣に考えてしまった。(ほんと他力本願)