ご近所の公園でキビタキを見かけた後の週末。
毎年出かけているお山詣でを開始しようと伊勢原の林道に出かけてみた。
始発のバスにはお山歩きらしい様子の方も含めて約20人。
①毎年お世話になっているお山に今年もお参り。果たしてご利益は。。。。
今年も一人バス停を降りて林道の入り口から坂をゆっくり上っていく。
入り口近くにはシャガの花、ヤマブキの花がきれいだ。
歩き出してすぐにキビタキの声。
やはりお山にも来ている。しかし斜面の奥の木の中か姿は見えない。
②道端、そして林道わきの斜面のあちこちで花が咲ききれいだ。
さらに歩いていくと斜面から飛び出した鳥が林道わきの木の枝にとまる。
カメラを向けるとじっと様子をうかがっているのはクロツグミ。
遠いし少し撮ったらさすがに林の奥に飛んで行ったがそれほど歩かないうちにお目当ての一つが見れたのは幸先がいいのか。
③ようやく白いお腹だけでないクロツグミが見れた。幸先よしと思ったのだが、この後数回見かけた時はことごとく振られた。そうそううまい話はないか。。。
そして先に進むと上の方からオオルリのさえずり。見回すがさてどこから・・・。
見つけたのは周囲の尾根の一番てっぺん。むちゃくちゃ遠い。
④見上げてはるか上、砂粒くらいの点をよくよく見ればオオルリ。そんなところからはっきり聞こえるのだから相当の声量ということなんだろう。
どう撮ってもなんともならないオオルリは置いといてさらに歩く。
しかしキビタキの声はするもののこの林道らしくつれない。
入口から2キロの標識も過ぎた谷沿いを歩いていると谷の底からヒンカラカラカラとあのコマドリの声。
今年も立ち寄りでお山に来ているよう。
活発に繰り返しなく声ははっきり聞こえるものの茂みに覆われた谷の底は見通せずとてもお姿を拝むことはかなわずだった。
去年は声を聞かず姿を一瞬、今年は声ははっきり姿はさっぱり。うまくいかないものだ。
それでも歩いていると頭上の枝にとまるキビタキをようやく写させてもらう。
そして相変わらず見えそうで見えないセンダイムシクイも真上の木の枝を移動するところをやっと見つけて真下からのお腹写真だが撮ることができた。やれやれ。
しかし林道わきのあちこちから声の聞こえるヤブサメは斜面を見え隠れはするものの撮れない。
⑤何度も声だけのキビタキがやっと見えるところで熱唱。
緑のまぶしいカーテンをうろうろ見え隠れするセンダイムシクイはこの後葉っぱの裏、木の上へ。
さらに木々の隙間からさえずるオオルリをのぞき込んで撮ったりしているうちに水場に到着。
去年はかなり長く水が枯れていたが今年は適度に流れているので大丈夫そうだ。
様子を見ているとすぐにいきなり一羽降りてきてびっくり。
上から差し込む日光に黒色と黄色がきれいなキビタキの雄が。
⑥例年と同じ、声もなくいきなりひょいと降りてくるキビタキ。日の当たるところで黄色が映える。
その後もメジロ、ヤマガラ、ヒガラといったご常連がぽつぽつと立ってくる。
その中で、頭上から下りてきた鳥が絡まった枝の陰でなかなか姿がはっきり見えないがようやく半身が見れたと思ったらマヒワ。
それに周囲から地鳴きしながらやってきたのはこれはクロジ。
まだいたのにはびっくり。
⑦小柄な鳥にもほどよい水量なのかしきりにバシャバシャやっていた常連組の皆さん。
⑧マヒワにクロジの冬組はもういなくなったころか。しかしマヒワがいるならもっと早く見に来ておけばよかったのか。
⑨この日のサプライズ。近くでいきなりガサガサと音がするとすぐ横を悠々とアナグマが歩いて斜面を登り消えていった。本当にサプライズ、いやびっくり。
その後オオルリの雄が来てテンションが上が・・る間もなく飛んで行ってしまいがっくりしていたら今度はオオルリの雌が繰り返し水浴びに。
やはりオオルリは滝行が好きらしい。
その後エナガが降りてきて目まぐるしく飛び回るとその間に近くの斜面をヤブサメがうろちょろ。
忙しく眺めているとようやく青いオオルリがもう一度来て短時間ながら水浴びが見れた。
⑩あっさり消えた青い鳥の後何度かお出ましのオオルリの雌は水浴び好きか。
それならこの後も楽しみだが。
⑪エナガがにぎやかに目の前を動き回る間こっそり茂みの間をヤブサメが移動中。
⑫お昼も近くなった頃、ようやく青い鳥もお出まし。
そろそろ昼も近くなってきたのでこの辺りで切り上げと水場を出て林道を再び歩きながら今度は坂道を降りていく。
昼頃になるとさえずる鳥はめっきり減って静かになるが横目で周囲の木々の間を動くものが見えたと思うたびに足を止める。
だいたいは錯覚だったり枝葉に隠れて何かわからないまま気配が消えたりといった調子だったがその中でキビタキが2羽、枝にとまるところが見れた。
そしてひょいと斜面の木の中から下りてきたオオルリは近かった。
・・・落ち着いてとる間もなく飛ばれたのはもったいなかったが。
⑬さえずりも昼休みか静かな林道をあるいて視界の隅を動くもの。カメラを向けると枝を移動するキビタキが。ちょっとしたタイミングで見れる見れないの差が大きい頃。
⑭斜面の上の木から目の前の枝に降りてきたオオルリ。本当にここは見れる見れないが予想不能。だいたいが出会いがしらなので当たればいいが、そうでなければただの徘徊。
午後早めにバス停について帰宅。
コマドリは声だけというのは残念だったがめぼしい夏鳥はとりあえず見れたと予想していたよりかなり順調。
いつもこうならありがたいがそう甘くないのがこの山。
おそらくこの日はきっと初回限定サービスといったところだろう。
はたして次はどうなるやら。