いよいよ夏鳥がお山に入ったらしい。
オオルリの声を聞くのがこの時期の楽しみ。
始発のバスで宮ケ瀬まででかけることに。
天気も良く春、鳥見の方にくわえてお山歩きの方もいてバスはそこそこ盛況。
終点から林道に入ったのは8時頃。
①この日はいつもと違うあたりでオオルリ探し。
入口からすぐのあたりで早速オオルリの声がする。
行く手のお山の上の方。あまりに高すぎてどこで鳴いているのやら。
とりあえず夏鳥が来ているのはわかった。
とりあえず一目見るだけでもいいかと先に進んでいく。(見たら見たで撮れなかったとぼやくに決まっているのに最初のうちはとりあえず余裕ぶる。)
しかしさっぱり。
オオルリはその後声はしたものの位置すらつかめず遠くの高いところ。
センダイムシクイの声もするがどうもこの鳥相性が。
この辺りと見上げる斜面の上から声がするもののさっぱりお姿が見えない。
まったく成果なくすいすいと2キロ余り歩いて金沢橋のたもとまで。
ここからこの日は橋を渡らず分岐点から金沢林道の方へ。
②つい先日まで枯れ木枯葉の中冬鳥探しだったのが嘘のよう。
この林道、渓流沿いの山の斜面を通りさらに上り下り。
林道の斜面下の木の梢にとまるオオルリがさほど見上げずに見れるので人気の場所。
以前の路面崩落で通行止めになっていた時期もあるがだいたい復旧したようだ。
歩いていくと下の渓流からカジカガエル?の鳴き声が。
ところどころの流れが涼しそうだがなかなかお目当ては。
③木陰の中、小さな滝の流れ近くではミソサザイの声も聞こえる。
さらに歩いていくとようやく斜面の上からオオルリの声。
移動しながらさえずる声を追いかけるが林道脇の木が邪魔で見えない。
どうやら林道に近づいた様子で声の方向へ歩いていくと数名の方が写している。
何とか見つけての初撮り。
④ほぼ目線の高さなのはいいものの、枝の入り組んだその奥。ピント合わせが大変な今年の初撮り。
さらに林道の先に進むと頭上からオオルリの声。
鳴きながら移動し林道わきに。
⑤頭上に飛んでくると近いのはいいがお腹写真。いいところにとまれば手前の枝被り。なかなかすっきりとはいかない。
先ほどのオオルリもそれぞれ縄張り作りか同じような場所を巡っているようだ。
この林道を歩いたのは久しぶり。
さらに歩いていくとカワガラスかミソサザイなども見れそうだが早めに林道から帰るつもりだったので1キロ余りを歩いたあたりで折り返し。
途中斜面の木の梢あたり、非常に遠いが2羽さえずっているところを見かけたので3ないし4羽は来ていたようだ。
⑥金沢林道で見たのはオオルリは4か所。えらい遠いところでも見つかるときは見つかるもんだ。というかセンダイムシクイ、いる木もわかっているのになぜ見えない?
戻りの道でも厳しいのは相変わらず。
金沢橋の近くで斜面の方をうかがっている方がおられる。
伺うとコマドリの声を聞いたとの事。
たぶん立ち寄りで見るのは見ずかしいだろうと思い立ち止まらずそのまま進む。
後日この林道で写しておられる方がいるそうで、はたしてこの場所だったのやら。
センダイムシクイはおちょくるようにチヨチヨさえずっていてストレスアップ。
桜にメジロが群れていてカメラを向けたらはかったように一斉に飛んで行った。
やれやれ。
結局オオルリの他は成果なく林道の入口へ。
ちょうどお昼のバスで本厚木の駅へ。
駅に着いたら厚木まで戻ってこんどは相模線へ乗り換え。
次の目的地は前回空振りだった座間の桜並木。
あいかわらず厳しそうだが鳥友さんが興味があるというので最新の様子を確認にというところ。
⑦座間の桜並木、だいぶ散りだしてはいるもののまだ「桜コムク」にはまだ間に合いそうだが果たして来るのやら。
現地に到着、桜並木を歩いていくと一本の桜の木のたもとで数名の方が木を見上げていらっしゃる。
どうやら桜の木の上にいるのがムクドリかコムクドリかと眺めているらしい。
そのうち桜の木から鳥は一斉に飛び出しそのうちの数羽が河川敷の木にとまった。
カメラを向けるとあららコムクドリ。意外な形で今年の初見。
しかしこちらに飛んでくる前に木の下をバイクが通ると飛び出してしまった。
⑧桜から飛び出した鳥。逆光でまぶしい中無理やり写せばコムクドリ。わびしい初撮りだ。
他の場所にコムクドリは来ていないか見に桜並木を往復して歩いてみたが全くそれらしい様子はない。
というか一本ずつ上を見上げて動く鳥の様子を確認して歩くので首が痛い。
⑨並木をひたすら上を眺めて歩いても見れるのはスズメ。鴻巣に行く手間省けたと言っている場合ではなさそう。
歩く距離以上に消耗して最初にコムクドリを見たあたりに戻ってみるとお一人桜の木に向かってカメラを向けている。
見るとどうやらコムクドリ。
花かぶりだったがようやく全身が見えるようになったところで数枚写すといきなり飛び出された。
⑩ようやく撮れたと思ったらあっという間に飛ばれてそれっきり、見えなくても見えても厳しいこの春のコムクドリ。
コムクドリはどこまで、という感じで遠方に飛んで行ってしまう。
まだここへきてそう時間は立っていないが気分的になんか見れそうもなさそうという事で撤退。
結局これが今年の桜コムク唯一の成果。
まあ他の方も見れない、来ないという話が多そうなので撮れただけ良しという事か。
まあこれで当分お山の夏鳥と干潟のシギチドリに集中できそうだ。
でいつもの間抜け話。
林道の入り口近く、オオルリが見えないと歩いていて妙な特徴のある鳴き声を聞いていた時だいぶ離れた木の梢に鳥がとまるのを写していた。
帰ってみると葉被りでほとんど証拠未満だが・・・。
パッチリお目目にくちばし下部のオレンジ色、コサメビタキではありませんか。
よく考えればあの変?なさえずりはコサメビタキだったか。
その場で気づいていればもう少しまともに撮ろうと粘っていたのに。というかこの林道でコサメビタキ見たの初めてだったかも。
相変わらずのうかつさだ。
⑪ほかのブログではまず拝めないとほほ写真。結果的にこれが今年最初の夏鳥とは。前途多難が確定的か。