ヒメハマシギを見に干潟に出かけた翌日、今度は川に。

去年は空振りだったツバメチドリが今年も酒匂川の河口に来ているというので見に行って見ることに。

 

足柄駅から歩いて酒匂川沿いに。

取水堰あたりではまだヒドリガモが残っているのが垣間見える。

さらに歩いて鉄道の高架をくぐり川沿いの運動公園へ。

 

①あたたかく桜咲き、菜の花もきれいと散歩日和。富士山が雲に隠れていたのがちょっと残念。

 

グラウンドの上にはカワラヒワ、川沿いにはサギとタヒバリが。

野球、サッカーでにぎわうグラウンドを横目に川沿いを歩く。

 

 

②歩いていると見かける鳥。川原はあちこちでタヒバリが飛び出す。セキレイは一時よりずいぶん減ったようで。

 

茂みからオオバンがよたよた歩いて水の中へ。

茂みからひょいと飛び出した鳥がいる。

ヒバリかと思ってカメラを向けるとこんなところでホオアカだ。

ご近所の川の周辺では振られたがここで見れるとは予想外。そっと近づこうとそろそろ様子をうかがっているとグラウンドからサッカーボールが飛んできて河原へ。

当然ホオアカは飛び出しいなくなる。なんてタイミング。

 

 

③歩いていくとオオバンが急いで川の方へ。飛び出したホオアカはじっくり見るまもなく転がって来たサッカーボールに驚いて消えた。

 

さらに川の中州を眺めて歩くがお目当ての鳥は見れない。

周囲を見ても鳥見らしい方はいない。

はてもういなくなったのか。

 

ふと対岸の方を眺めると土手の上に鳥見の方らしい人たちが集まっている場所がある。

どうやらそちらで見れているのかも。

急いで少し戻って橋を渡り対岸へ。

 

そちらの方に着くと確かに鳥見の方がおられた。

様子を見るまもなく上空を飛ぶ鳥を皆さん見ておられる。

カモメ、にしてはやや小ぶり。それに飛び方が鋭角的で速い。

なんだと思ってカメラを向けるといきなりのお目当て。ツバメチドリ。

結構早いし結構上空まで登って遠くなるのでまともに撮れないうちに降下して中洲あたりに着地したのか見失う。

そこにいた皆さんは飛んでいる姿がお目当てか焦る様子もなし。

自分は姿を見失ったあたりを眺めてみたが見つからない。

 

 

 

④対岸に着いたら落ち着く間もなく飛んでいる鳥を撮ったもののすぐに上昇してゴマ粒写真のみ。結局これだけと久しぶりにしては物足りない出会い。

 

飛び出すのを待ちながら周囲を眺めている。

そのうちにいつの間に飛び出したのかすでに上空遠くに素早く飛び回っているツバメチドリが目に入る。

何度か旋回すると下には降りてこずに上流の方へ飛んでいき姿が見えなくなった。

結局近くで見ることはなく今度は最初の時よりさらに「ゴマ粒」写真。残念・・・。

 

ツバメチドリの戻りを待っている間は周囲の鳥を見ている。

目の前、川の水面にはツバメ、イワツバメが飛び回る。

お目当てのついでにツバメに挑戦。当然の事ながら心霊写真量産で撃墜。

ならばと対岸の水辺近くを泳ぐカモを写してみれば今年初見のアメリカヒドリ。

この日にいたかはよくわからないがシマアジもいたらしい。

 

 

⑤ツバメチドリを待つ間についで、とツバメ、イワツバメを撮る。いや本家はこっちか。

 

⑥川幅のあるこの川、対岸近くの鳥は点々。とりあえず写してみればアメリカヒドリ。探していない時に普段見ない鳥が見えるのも鳥見あるある。

 

しかしこの日一番確実に見えると思ったコチドリは大苦戦。

中洲のあちこちからピピピピという声は聞こえてくるものの一向に姿が見えない。

かろうじて見たのは飛んでいるとき。だから苦手だって言っているのに。

 

 

 

⑦中州を探しても見つからないコチドリを見かけたのは飛んでいるとき。おまけにカワウもサギもみんな飛んでいる。困ったもんだ。

 

一時間以上待ってもツバメチドリは戻ってこない。

上流で見ていた方の言う話では川筋からそれて見えなくなったとか。

もう戻ってこないかはわからなさそうだが当分期待できないと思って川筋を歩きながら戻る。

川沿いでは春全開にさえずるイソヒヨドリの雄とその熱唱のお相手なのか川原をうろつく雌が見られ、グラウンドに戻ると夏羽模様になってきたタヒバリが。

 

 

⑧川沿いで美声を披露するイソヒヨドリ。お相手は川原にいたこちらか。

 

⑨タヒバリのお見送りで川原を後にする。

 

その間結局ツバメチドリが戻ることはなく足柄の駅へ。

まだ昼過ぎのはやい時間という事もあって途中下車で秦野のはずれの遊水地。

時刻は早いものの天気も良く暖かいのでひょっとしたらと見に行ったのだが…。

そう世の中甘くない。

 

遊水地の茂みには無情にもタマシギの姿はなくだいぶ待っていたらようやくタシギが見えただけ。

その場にいた方の話では前日は雄を見たという事なのでまだいるらしい。

何度かこの冬通って見たがまったく気まぐれ。よくわからん。

 

 

 

⑩昼下がりののどかな遊水地。今までタマシギを見かけたのは暖かく日のさすときだったので期待したのだが、甘かった。

 

⑪手前を泳いでいたのは、これはすっぽん?こんなところにいるものなんだか。

 

帰ってツバメチドリの画像を見たがやっぱりゴマ粒とぼけぼけ。

いきなり飛ばれて落ち着いて見る間もなかったし。だから飛びものは苦手なんだって。まったく。