冬のお山の鳥の見納め、特にマヒワを見たいと出かけた林道。

水場でマヒワを見ることはできたものの写りもいまいち。

物足りなさを感じるがそうそうバス停から2キロの坂道をほいほい何度も歩く気力もない。

お山は行きたし歩きたくはなしという虫のいい希望で結局この冬やたら出かけた湖畔の林道へ。

始発のバスは何の目的か出発間際に学生さんらしい若者の団体で大繁盛。

お山登りの方も多いが鳥見の方らしい方もちらほら終点で降りる。

 

①この冬無精して何度も通った林道。冬鳥目当てはそろそろおしまいか。

 

林道の入り口から歩いていくが意外なくらい静か。

ところどころでカラ類、エナガの声に姿はあるが遠い。斜面の茂みのアオジはちらちら見えるだけ。

以前ベニマシコを見たあたりでも声はない。もういなくなったのやら。

 

②なかなか冬鳥が見れずとりあえず目につく鳥をパチリ。

 

③トビにしては白いと思って見ればミサゴ。どこまで飛んで行ったやら。

 

さらに進んでいくと行く先の方からウソの声。と思ったら背後の斜面からがさつく音はシロハラ。

その近くで地鳴きは、あらルリビタキか。

どうしてこうなる鳥見あるある。結局まともに見れたのはウソだけ。よくある事。

この日も見納めついでにのっぺりでない写真を撮ろうと頑張っては見たものの被るはぶれるはといつも通りの微妙な写り具合。

一通り写して茂みの奥に引っ込んでしまったところでさらに前に進む。

 

 

 

④この林道でも撮り納めと思ってしっかり写したいが草も枝もごちゃごちゃ。

 

するとまたウソの声。やはりこの冬ウソは当たり年だったのは間違いない。

今度のウソはコンクリートでおおわれた斜面に降りてあちこちを食べ物求めてうろついている。

 

 

 

⑤だいぶ慣れてきて見やすくなる頃にそろそろのお別れ。しかし写りがいまいちなのはカメラのせいと思いたい。。。

 

ウソがそろって斜面の上に登って姿を消したところで先に。

入口からトンネルに行くまでにひたすらウソばかり眺めていたような。

 

ところが、その後は一転。

トンネルをくぐるとそこは空っぽだった。

というくらい鳥の姿を見かけない。

カヤクグリ、ベニマシコ、ルリビタキ・・・今まで何度も見かけた冬鳥の姿は見れず、足を止めずにひたすら進む。

アトリは1度数羽が頭上を飛び越えて飛んで行ったのを見ただけ。

金沢橋を渡ってさらに歩いていくが相変わらずの静かさ。

途中沢でミソサザイを一瞬見かけたがひょいと死角に入ってそれっきり。

ようやく見つけた鳥はまた、ウソ。

林道の終点早戸川橋までにかかった時間は入り口からウソを見ていた時間よりも短いくらい。走っていたわけではないが足を止めなければこんなもの。まったくとほほである。

 

⑥入口からウソで足を止めていた時間より短い時間でトンネル~早戸川橋を歩いてしまった。鳥は・・・寂しくなった。

 

折り返しても同じ状況。

金沢橋、トンネルと往きと同じくらいに足を止めずに入口が近づいてしまう。

だいぶ出口が近づいてきたころようやく見かけて足を止めたのはまたもウソ。

いかん、このままでは混じりけなしのウソ100%だ。

 

 

⑥帰りもまず足を止めたのはウソ。この冬一番目についたのはウソだった。これほんと。

 

ウソを見てすぐそばの水場を見ているとそこにいた方が林道に流れ出している水場のあたりを見ている。

カメラを向けるとあら青い鳥。

往きに一瞬見かけたルリビタキだろうか。

 

⑦ようやくウソ以外に撮れたルリビタキ。いよいよこれで青い鳥も見納め?

 

ようやくウソ以外の鳥を見かけて一安心。

さらに岩壁の水場、以前アトリを見かけた場所で様子をうかがっているとその上の茂みに数羽の鳥が飛び込んでくると岩場に降りてきた。

見るとお目当てのマヒワ。

ようやくここの林道で見れたのは良かったがやはりこの水場も日陰。

写りはいまいち、林道を変えてもマヒワはいまいちと今年は相性が最後までいまいちだったよう。

 

 

 

⑧最後になんとかマヒワが見れたのは良かったが今度も日陰の水場。すっきりは次の冬までお預けか。

 

とはいえお目当てのマヒワが撮れたのでバスの時間に間に合うように入り口を目指して歩いていく。

結局ベニマシコは見れなかったが途中あった方から朝早いうちにはいたと聞いたのでまだいるらしい。

入口が近くなって園地の木が林道わきに見えるとその枝影をちょろちょろ動く鳥。

被りまくりの姿を無理やり映してみればジョウビタキ。何だまだいたんだ。

 

⑨この冬のジョウビタキは今一つおとなしかった。最後も園地の枝の奥。見えん。。

 

そして最後、入り口のゲートが見えるあたりの斜面でがさつく音。

出所を見れば斜面を2羽のカヤクグリが歩きながら登っていくところ。

茂みに消えるまでの短い時間だったがまあ証拠は撮れたところ。

そのまま出口を抜けてすぐにバスへ。

 

 

⑩林道の見納めはここでとびっくり。行く手にゲートも見える場所でカヤクグリ。

 

出口までの数百メートルで帳尻合わせのように冬鳥を見てどうも見納めという気がしないがまあみれただけありがたいというものか。

あとひと月余りで夏鳥が来る。

いつもの事ながらどうもまだ実感がわかない。

 

⑪バス停の周辺ではすでに春景色。

 

それでもバスの待合所の隣には桜の花。季節は変わったと思ったものだ。