遠出の二日目。この日は海岸の海鳥探し。

宿を出て6時過ぎの電車で銚子から旭駅。

駅でタクシーに乗り海岸近くまで。

そこから少し歩いて海岸へ。

 

①中央右小さく見えるホテル裏からこの漁港手前までを4時間余りで歩く。

そこそこいい運動。鳥が見れなくても・・・・・。

 

まだ7時前、日の出の時刻は過ぎたもののまだ明るいというには微妙な時間。

海を眺めるとクロガモの群れが波に揺られているのが見える。

距離もあるので写すといまいち。

 

 

②朝日を浴びて波に揺られるクロガモ。いい景色ながら自分の腕では微妙。

 

 

③アオサギにセグロカモメも朝日を浴びてそこそこいい感じ。

 

とりあえず浜辺を歩きながら沖の方まで黒い点でもなんでも見えれば確かめてみる。

しかしお目当てのビロードキンクロらしいのは見つからない。

 

そのうち沖のはるか遠方上空をかなりの数の群れが飛び回っているのが見える。

カモのようにも見えるがズームをいっぱいにしても何の鳥かははっきりしない。

気にはなるものの確かめようもないまま群れはさらに沖に消えた。なんだったんだろう。

 

④目いっぱい拡大してもよくわからない鳥の群れが沖合を飛んで移動していく。はたして何の鳥だったのやら。

 

さらに浜辺を歩いていく。

見えるのはやはりほとんどクロガモ。

ビロキンらしい群れは見えない。

といってもカメラでも見切れない沖にも黒い点々は見えているのでひょっとしたらいたのかもしれないが。

それでも黒い点らしいものをひたすら眺めているとアカエリカイツブリ、カンムリカイツブリが沖を泳ぐのが見えた

 

 

⑤沖の砂粒以下の黒い点々。写真になるようなものではないが何かなと見るのは楽しい。

 

さらにアビも見つけたがやはり遠くて見れました、おしまい的な写真のみ。

後の話になるが漁港近くでも今回は見れず。

なかなか近くで確実に見れるところとなると難しいものだ。

 

 

⑥アビも沖の黒点。おまけに波によって見え隠れ。うっかり目を離すと見失いと結構大変。

 

さらに歩いていくと離岸堤?(人工岩礁?)の裏側を泳ぐシノリガモを見つける。

同じ場所でクロガモの群れも見かける。

同じような岩礁、岩場でも好みの良しあしがあるのか鳥のいる場所いない場所があるようで。

 

⑦なかなかはっきり確認できる距離で写せるのはクロガモくらいかと思いつつ歩いてく。

 

 

⑧岩場の裏側にクロガモの群れと写していたらあらら一羽シノリガモ。

 

⑨近くでは波に揺られるシノリガモの集団。遠いがまあ見られたので良し。

 

浜辺ではカモメの数は減ったのか群れで休む姿はほとんど見えず。

シギチドリはシロチドリが。浜辺をさっさと走って遠ざかる。

ミユビシギは見つからなかったがハマシギが離岸堤の上で3羽休んでいた。

 

 

⑩シロチドリもハマシギも今回はまったく近くで撮らせてもらえない。

 

 

⑪浜辺ではイソヒヨドリにヒバリ、そしてここでも春全開のホオジロくん。

 

時間がたつにつれ眺める沖の方が逆光気味で目が疲れてくる。

結局一番のお目当てのビロードキンクロは影も形も、ない。

前日から当初のお目当てはこれで全滅。

 

やれやれと思いつつ、4時間余りをかけて飯岡漁港へ。

漁港手前にはクロガモの集団とスズガモの集団。

残念この日は岸からは結構距離があった。

 

⑫もう少し近くで見れるかと思ったが微妙な距離だった飯岡のクロガモ。

 

スズガモは港外にいる分に減ったのか前回港内で風よけで休んでいた群れは見れらず。

かわりにその場所で泳いでいたのはヒメウ。

 

⑬スズガモの群れがいなくなった水面に泳ぐヒメウ。沖でも見かけたがそちらはやたら遠かった。

 

そして漁港内には2つの集団のクロガモ。

一つは漁港の奥で寝ていてもう一つは漁港の入り口近くを泳いでいるが、岸壁を伝い近くから写そうと移動すると見透かされたように移動していく。まったくいけずな鳥さんたちだ。

 

 

⑭漁港内で鬼ごっこ状態のクロガモ。戻って来た釣り船が接近して飛び出したり、岸壁近くにいると思って歩いていくとす~っと離れて行ったり手ごわかった。

 

クロガモを横目に漁港内を見て回る。

奥の船着き場近くには相変わらずホシハジロが多く休んでいる。

他はめぼしい鳥は見れなかったが近くで見れたアカエリカイツブリはそろそろ夏羽に変わりそうになっていた。

時期をおいて見に行けば夏羽のが見れるか、それとも北に帰ってしまってもう見れないか微妙なところ。

 

⑮漁港の一番奥の草むらあたりにオオジュリン。撮るもの少ないのでパチリ。

 

⑯そろそろ衣替えも進んでといった塩梅のアカエリカイツブリ。しっかり夏羽になったところを見たいものだが。

 

漁港を一回りして反対側にでて断崖を眺めて折り返し、新しいものはなく多少近くなったクロガモを写して漁港を出てうちどめ。

 

⑰やっぱりこういう景色は青い空と青い海の方がよく似合う。2日間天気だけはありがたいのかありがたくないくらいにすっきりとしていたもんだ。

 

ということでこの日のお目当てナイキマークのカモにも振られと全敗。やれやれ。

バス停で13時過ぎのバスに乗って銚子駅へ。

14時少し前の高速バスにのり早速買い込んだ缶ビールで一休み。

うとうとボケーっとするうちにバスは東京へ。

 

今回のお目当てはまあことごとく外れたものの天気は良かったしクロガモもそこそこ見れたので良しということに。

来年も海鳥が来るようなら財布と相談して旭のホテルに泊まって温泉と野鳥の旅と行きたいものだが、果たしてお許しがでるものやら。