ここのところあちこちのブログでケアシノスリの画像がアップされている。
さらにその近くでノハラツグミが来ているという。
どちらも何度か飛来した際、タイミングが合わなかったり場所が分かったのが手遅れだったりでまだ見たことがない。
今回はだいたいの場所が分かったものの結構遠いのでどうしたものかと考えていたところに具体的な場所について教えていただいたのでせっかくの機会とでかけてみた。
朝の5時過ぎに出て小田急線、千代田線、スカイツリー線に伊勢崎線(たぶん)を乗り継いで最寄りの駅。そこから歩いて40分ほど。現地に着いたのはほぼ10時前。
(関東以外の方にとってはなんのこっちゃの話だろうが)遠い。
有料特急を使えばもう少し短縮出来たろう。しかし一時間未満で有料の特急にわざわざそれもアルコール抜きで乗るなんてもったいないとケチった結果でもあるのだが。
①群馬の土手の上と聞いて空っ風に吹かれて寒かろうと厚着をして出かけたら汗ばむほどのお天気。
おまけに目印の公園に入って周囲を見渡すと土手の上に結構な人が、そっちか。
という事で土手に登ろうと思うが柵があってまっすぐに登れない。
通りかかったおばさまたちが「柵、乗り越えたら」とおっしゃるが恰好をつけてそりゃまずいでしょうと言いつつ回り道。妙なところで見栄を張って時間を浪費した。
あほだ。
土手に上がると3,40人ほどが土手の下、南側を眺めている。
その方向を見るとあっけなくノハラツグミの姿が。
結局この日のノハラツグミは自分が帰る頃まで時折枯草の茂みに潜って休む以外はずっとでずっぱり。
という事で探す苦労はないものの、思いっきり逆光、背景は白っぽい砂利道に枯草。
ボケるか色が出ないかと大苦戦。何枚撮っても結局見てきました、レベルの写真のみと腕のなさがしみじみ実感されることに。
②撮った画像はすべて似たようなのばかり。ほとんど白っぽく背景にピントが行っているか色が出ないか。情けない。
さらにノハラツグミを写していると周りから、ハイイロチュウヒと声が。
どうも自分たちの眼の前を横切ったらしいが声で気が付いた時にはすでに遅く結局まともに撮れず。
ハイチュウの雄はいつも薄暗い、遠い条件でしか見たことがなかったのでもったいなかった。
③せっかく明るいうちにお出ましだったのに出遅れて撮り損なったハイイロチュウヒ。まったく残念としか。
ノハラツグミをひとしきり移した後は土手を移動。
ケアシノスリを探す。
土手下には駐車している車の列。場所柄まあ電車で来るのは少数派だろう。
土手の上にはあちこちで三脚に椅子をご用意の持久戦の方々。
思い思いに拡がって待機されているので密集という感じはないものの100人以上はいただろう。
お知り合いの方もいらっしゃったが土手から下の通路、上の空(うわのそらではない)ばかり見ていたせいか気が付かずそれぞれブログで拝見して知った次第。
まあ人気の鳥の合わせ技、盛況といった感じだった。
うろつきながら芦原を眺めるが残念、枝にとまっているところは見つけられず、遠くを飛びながら東西に移動する姿を見られただけ。
飛びものの苦手な自分が写すと後から見るとがっかりものばかり。
ノハラツグミとあわせてとりあえず見れました、以上。という感じで残念。
④多少お化粧(拡大)してこの程度。飛びものは苦手とはいえもう少しきちんと写したかったが。ブロ友さんのをみるにため息が。。。。。
⑤ホバリングした場所は遠く、毛足のような気もするなあくらいになってしまう。
ケアシノスリが3度目少し近くを飛んだのを見てノハラツグミの方に戻るとこちらもあいかわらず。
少し写したあたりで午後も一時。
⑥ケアシノスリの出番待ちよく見れたのはチョウゲンボウ。こっちも写りは。。。
出かける前はコミミズクも見れるかもという事で午後遅くまでいるつもりだったが行きの移動時間を考えると帰りが遅くなるのも面倒と。
写りはともかく初見のどちらも見れたのでまあいいかとまだ昼を過ぎたばかりだが撤退する事に。
結果からすると午後遅めにはノハラツグミは土手を越えて順光側に移動してよく見れたらしい。まあ鳥見あるあるで欲を言えばキリがない。
⑦鳥の写りはともかく雨続きの中この日はすっきり晴れて暖かく散歩日和ではあった。土手の菜の花もきれい。たしかにここを飛ぶ鳥を写せればきれいなというところか。
実際に現地を一時過ぎに出発、再び電車を乗り継ぎ少し買い物をして家に着いたのは真っ暗になった6時過ぎ。
いや群馬は遠い。
夕方猛禽の塒入りまで見てから帰ったら何時になるやら。
今度の冬は試してみようか・・・・大変そう。