いつもの波崎、銚子巡りはさっぱりの成果。

翌日は今回初めての方向へ、という事で朝早く宿を出る。

前日の夜雨が降ったようで路面は濡れている。

 

6時過ぎの電車に乗り20分ほど。旭駅で下車。まだ薄暗くどんよりとしている。

朝まず一番に来たタクシーで海岸近くのホテル前へ。

勿体ないがこの旭市、コミュニティバスと千葉交通の1路線以外バスもない(ように見える)ので。

さすがに海岸まで朝から歩くにはちょっと遠い。

7時前に着き少し歩いて海岸に出る。雨は降ってはいないが相変わらず薄暗い。

 

海岸から眺めるとすでに遠くの方で結構な人数がサーフィンにいそしんでいる。

・・・鳥屋より勤勉かも。

 

①夜明け直後、曇って薄暗いうちから波に乗る勤勉な人たち。鳥ではない。。。

 

砂浜から海岸を眺めるとやや沖の方にクロガモの群れ。

前日一日歩いてみても見つからなかったのがあっさり。いるところにはいるものだ。

とりあえず写してみたものの遠い、暗いで塗り絵、いや影絵レベル。

 

 

②見れたのはうれしいがとにかく遠いし日が差さず写りは残念なクロガモ。

 

海岸沿いを東に向かい歩きながら海の上を眺めていく。

ところどころでクロガモが点々と浮かび時々飛び出し海上を飛んでいく。

カモメ類も海の上を飛んでいるがどちらも結構遠い。

ところどころでシノリガモの姿も。

 

 

③シノリガモも遠かったが、写りはともかく(言い訳)こんな光景を見るとようやく外洋に来た気分になるものだ。

 

浜辺はサーフィンの人たち以外は海岸線沿いに作られた散策路を歩く地元の人たちがぱらぱら見えるくらいで至って静か。

ただ砂浜が見渡す限り続いているがところどこと流れ込む水(川?水路?)で遮られ陸側の散策路に迂回したりと結構面倒。

 

その間にも海面を眺める。

黒い点が波に見え隠れするのを見つければとにかくカメラを向けて拡大。

うつしてもまあ何?レベルだが、まあ宝探しのようなもの。

たまたまアビが泳いでいるのも見えたがあまりに遠く画像見ても?ちょっと。

それでもまあ前日のおなじみ過ぎの顔ぶれから変わり気分転換にはなる。

 

 

④浜辺からよくよく沖を眺めるとヒメウ、それにずいぶんお久しぶりのアビもいる。

ところ変われば顔ぶれも変わるもんだ。

 

南の方の空は晴れてきているが自分の進行方向は相変わらず雲が広がったまま。

もう少し日が差せば見やすかろうと思うが仕方ない。

 

⑤自分が歩いてきた方を振り返れば徐々に青空が広がるが行く手はまだ曇り。

 

浜辺にもそれなりに鳥が。

波打ち際を走り回っているのはここにもミユビシギ。

さらに砂浜には目立たないがシロチドリの姿も。

なぜか浜辺にダイゼンが一羽だけ。最近干潟をご無沙汰なのでお久しぶり。

 

 

⑥波打ち際のミユビシギは近づいていくと駆け足になりそして飛んで離れた場所へ。

 

 

⑦砂浜の窪地で風よけをしていたシロチドリ。近づいたら飛び出し、迷惑とばかり睨まれた。お邪魔しました。

 

⑧すっかり足が遠のいているせいかパッと見た時おもわず何の鳥?と思ってしまったダイゼン。

 

砂浜に隣接する草地、茂みではヒバリ、タヒバリにホオジロの姿が。

 

 

⑨歩いていると飛び上がりさえずる「揚げヒバリ」も。その時ばかりは春気分。

 

浜辺を左右にきょろきょろしながら数キロ、4時間ほどで飯岡漁港手前に到着。

この辺りでようやく比較的近いところを泳ぐクロガモの群れを見かけた。

 

 

⑩漁港目前でようやく近めの場所を泳ぐクロガモ。もう少し早く晴れてくれていたらと天気が恨めしい。

 

ここでまずバス停を探す。

ここからは一番近い駅まで5キロほど。

近くを走るバスは休日は2時間に一本くらいと乗りそこなうとダメージが大きい。

印刷しておいたバス停の地図を片手にうろうろ。バス停の標識を見つけて一安心。

やれやれというところで後2時間余り漁港の周辺を見て回ることに。

防波堤に上がり港の外側の海を眺める。

朝から徐々に強くなってきた風がここでは遮るものもなく強風。寒い。

そんな中で港の入り口近くで再びアビを見かけた。

浜辺から見た時より近いが立っているだけで体が揺れる強風。

波うつ海面にピントは撮られてなかなかまともに撮れない。

おまけに距離があるのにさっさと飛び出しいなくなった。

随分久しぶりだったのにこのあっけなさ、残念。

 

 

⑪せっかく見れたのに体は強風でぶらり、波あらくピントを引っ張り、そして鳥はつれなくご退散。勿体なかった・・・・・。

 

周囲を見るとだいぶ沖の方に小さな点々。写真にもならないくらいの距離だが白いのはカモメらしい。何カモメもなにもただの点々。

もう少し近くを泳いでいたのはなんとマガモ。荒波を漂うマガモ?見たことがあったか記憶にない。

 

⑫カルガモ、ヒドリガモは銚子、平磯でよく見るが荒海を泳ぐマガモというのはあまり覚えがない。いや見たことないかも。

 

とにかく防波堤の高いとこでふきっさらしのままではたまらないので港内を。

入口に近い防波堤の陰ではスズガモの群れ。

 

⑬風よけのように高い防波堤の裏側で休んでいたスズガモ。

 

さらに歩いていくと船着き場ではスズガモ、それに弱っていたので休んでいたのか2羽のクロガモが。

一羽は少し羽を痛めていたようだがもう一羽は見ているうちに飛び出していったので大丈夫だったのか。

事情はありそうだがクロガモも近くで見てさらに歩くとアカエリカイツブリ。

港内に3羽いたがうち2羽は結構岸壁近く。

前日から再三みたもののようやくまともに見れた感じ。

 

 

 

 

⑭漁港の船着き場は鳥の休み場所か。少数のスズガモに混じり羽を痛めたようなスズガモが休んでいた。

申し訳ないがようやく差してきた日の光でクロガモの羽の質感を見れた。

これがうまく写せずいつもがっかりだが。

 

 

⑮茨城、銚子そしてようやくここでまともに見られたアカエリカイツブリ。

来月にもなればもう少し夏羽のが見れるか。

 

港の一番奥にはなぜかホシハジロが結構な数で休んでいた。

港を抜けるとそこは銚子から続く岸壁、屛風ヶ浦の一番端だそう。

そのあたりからも沖の方に小さくクロガモの姿が。

この辺まで出没するなら銚子の方にも出向いていてほしかったもんだ。

 

⑯クロガモは見れたものの結局黒い三連星は果たせず。代わりに「紅白三連星」。こっちの方がおめでたい、訳はない。

 

⑰屛風ヶ浦の西の端。この先が銚子方面。晴れているとなかなかの景色だろう。

 

漁港内をもう一度逆回りで見て港外を眺めるとクロガモの群れは岸から少し離れたもののまだ見えるところに浮かんでいた。

 

⑱二時間あまり漁港内の散策からバス停に向かうとまだクロガモの群れが見えた。

 

それを見て漁港から最前確かめたバス停で銚子行のバスに乗る。

乗る時間は少しで昼過ぎには銚子駅。

ちょっと買い込んで高速バスに。

 

前回の茨城からの帰りには飲み損ねたので真昼間ながらバスで缶ビール。

ぼーっとしているうちにバスは夕方東京駅前へ。

二日目は初めてで効率的ではなかったが1月の茨城、今回初日の銚子・波崎とは違った海鳥も見れてまあよかったかと。

しかしタイミングにもよるんだろうがもう少し近くで見たかったものだ。

 

そして自分らしいまたしょうもないオチ。

家に帰り画像をPCの画面で見ていたら、朝早いうちに何度も黒い点が海面を飛んでいるのを適当に撮っていたうちの何枚か。

よっくよく見るとボケボケだが黒い鳥にナイキマークの白斑、、これビロードキンクロの雄の群れだよ。

遠いから何とかなるというものではなかろうがその場で気づいていればもう少し沖の群れを集中して見てまわったものを。ああ、うかつ。。。。。

 

 

⑲写りは影絵なみだがかろうじて白い三日月マーク。それに羽の色・模様がクロガモと違う。群れで飛ぶのは初めて見た。というか初めて見ていたことに気づいたのが悲しい。