ここ最近ネットでよくコジュケイと出てくるヤマドリの話が上がっていた。
場所はわからないし里山のヤマドリというのもなんか微妙、と思っていたところ、場所について情報をいただいた。
天気は雨模様とよろしくないがその方がまあ人も少なさそうだし見れなければそれはそれでと出かけてみる。
最寄りの駅からバスに乗り停留所を降りて現地に向かう間もやまずにといって土砂降りにもならずといった調子で雨が降っている。
細道を歩いていくと里山の谷戸の縁にあたる土手に通じていた。
物好き(それは自分も一緒)にも10人余りの方が雨具着用、ないし傘をさして待機中。やっぱり自分だけではなかった。
①いかにも里山といった感じでこんなところにいるの?といった現地の印象。
鳥のお出ましを待つ人の前は耕作放棄地なのか草原が広がりその奥に溝があってさらに斜面に囲われている。
現地で何度も通っているらしい方たちの話だとコジュケイが出てきてしばらくするとヤマドリが出てくるとか。
とりあえず皆さんお話をしたりしつつ待っている。
この谷戸、ルリビタキなりウソなり出るようだが雨で細い足元の悪い土手道。うろうろするのも面倒とただ待つ。・・・やっぱりこういうのは苦手。
ぼけっと一時間あまり待っていると一番奥にいた方が、奥の方に出ていると声をかけられた。
そちらのほうに歩いていくと草原にたしかにヤマドリが。
コジュケイの先触れもなく意表を突いたお出ましだ。
写しては見たものの雨模様の薄暗い中、おまけに周囲の草で被りまくり。
②雨は降り暗い、おまけに草地の中を歩き被りと条件悪すぎ。でも山の中だと見つけたとたんに飛ばれる、隠れると一瞬と思えばみれただけありがたいか。
ヤマドリは人が集まってくると土手道を横切るように進み、土手道に上るとさらに斜面を上がって茂みに消えた。
その間数分くらいか。日によっては長時間でっぱなしと前日厚木でご一緒した方も話していたのであっさりしたもの。
まあなんとか空振りにならずに済んだという事で撤退。
雨の中バスの時間まで少し周囲を見回るとちょうどカラ類の混群が。
なかにリュウキュウサンショウクイが混じっていた。
この鳥も座間でもそうだが雨の日とかそういうのばかりでまともに撮れていない。
まあぜいたくを言えばキリがない。
このヤマドリも人によっては何度も空振りらしいのでぱっと行って見て短時間でも見れただけよかったというところか。
マイ鳥見あるあるだが帰りのバスが来る頃には雨もやんでいた。
③バス停に戻るまで少し周りを見る。雨の中元気にカラ類が飛び回る。
④中にはヒガラも。エナガも近くを移動していたが如何に「慣れている」とはいえ傘を片手ではそうそうまともには追いかけられない。
⑤エナガの群れに混じりリュウキュウサンショウクイが。なんか最近天気が良くない時にばかり見ている気がする。
この日はその後全く方向は違うが前日に続き連日の遊水地詣で。
この日は鳥友さんがタマシギを見たいというのでここに来るらしいという事で成果が気になってのお出かけ。
せっかくの遠出なので成果が気になるところ。
(といって自分がいたから何ができるというものでも当然ない訳だし余計なおせっかいというもんだが)
タマシギのお出ましタイムよりやや早めについて眺める。
しかし、見る限りそれらしい姿は見当たらない。
⑥自分がついた時に見えていたのはタシギ。それも数は少なく閑散とした印象。
どんよりと曇り寒い。いままで見た時は晴れてやや暖かいときだったのでなんとなくいい感じはしない。
お出ましを祈念しつつ手前のがさがさを眺めると声もなく茂みを出入りしているのはセッカだった。
⑦遊水地手前の草の茂みを鳴き声もなくごそごそしている鳥はスズメかはたまたアオジかと思ったらあれ、セッカだった。ずいぶんのご無沙汰。
そうこうするうちに鳥友さんが到着、声をかけていただき初対面のご挨拶。
そして策の間から遊水地を眺めるがたまに見えるのはタシギに場違いなツグミ。
時折鳥見の方も来られるがやはり皆さん見つからないよう。
うろうろと眺めているととにかく寒い。初対面の方の前でみっともないが鼻水が。
・・・全くいいところなし。
午前中のヤマドリで運を使い果たしてしまったかと思うと申し訳なさも3割増し。
(自分が見てよかったと思うものを見られずにがっかりされるより、見れて喜んでもらう方が自分も気分がいいというもの。)
せっかく寒い中来てもらったのにまったく残念だがいつものお出ましと言われる時間を過ぎてギブアップ。
駅に戻って帰りの電車。自分の降りる駅でお別れするまでしばしお話で過ごす。
後日再チャレンジした鳥友さんは無事に見れたという事で多少ほっとしたところ。
この日は運がいいのか悪いのか天気と共に微妙な一日だった。
とにかく寒かったし。