歳のせいか月日の経つのが早い。

結局冬鳥もあれこれ見ないうちに終わってしまった。

かといって夏鳥をお迎えするのはまだ早い端境期。行き先が・・・・思いつかない。

天気予報は晴れというので究極の安直な決め方で行き先決定。

要は前週雨天決行した花見を晴れた空の下でもう一度という実は何も考えていない適当さだったりして。末期的だ。

 

まずは前週土砂降りの桜レンジャクの秦野行。

はたしてまだいるのかは不明だが黄色をせめて晴れた空で見たいもの。

 

①土砂降りの中でなくこんな青空で桜レンジャクが見たいものだが。

 

最寄りの駅をでて街路樹を目指したのは7時半過ぎ。

歩き出したとおもったら電線に鳥がとまっている。まだほとんど駅前。

まさかこんなところ、と思って近づいたらレンジャクが9羽。

しばらくとまっていたレンジャクは一羽が目の前の街路樹に降りてきたかと思うとぱらぱらと降りてきた。

 

 

②写真に厳しい方には単なる空抜けかもだが、青空を背景に光の当たる姿は(電線でも)素直にきれいだと思う。

 

 

③ようやく日の当たるところでキレンジャクを見れたのはありがたい。

 

しばらくするとまた電線に登り休んでいる。

再び降りてくるかと見ていたがふいっと一斉に飛び出していった。あっけない。

仕方がないので街路樹伝いに歩いていくと前週電線にとまっていた場所にレンジャクが。飛び出していった方向とは違うが同じ群れらしい。

しばらくして降りてきたものの道路の反対側で今一つ。

そしてこちらもしばらく電線にあがってとまっていたかと思うとまた飛び去った。

飛び去った方向に向かって歩いて行ったものの見つからず。どうやら最後の小さい群れがあちこちを飛び回っているようだった。

 

④10羽ほどの群れが出没。他の群れは赤い実はまだあるものの春という事で北へお帰りか。

 

桜並木のあたりも歩いて様子を見たものの見つからない。

たぶん見かけた場所で辛抱強く待っていればまた飛んでくるかもだったがまあ青空でキレンジャクが見れたのでよしとして撤退。この冬のレンジャクもこれが見納め。

 

 

⑤雨に濡れながら見上げた桜に鳥の姿はなし。残念。まあ青空とレンジャク見れたし桜堤はお山を背景にきれいだった。

 

次はやはり雨の中傘を片手にうろついた恩田川へ。

電車を乗り継ぎ一週間前と同じ田奈駅から上流へ歩く。

花びらの流れる川にはオオバン、ヒドリガモ。

浅瀬に立つコサギは飾り羽が目立ってきた。

アオジの声はまだするものの結局この時期までなかなか姿を見るのは厳しいまま。

 

 

⑥日差しを反射してまぶしい水面にはヒドリガモ。鯉の大きさのよくわかる事。

 この辺りコガモは茂みでお昼寝。前回見かけたマガモはもう旅立ちか。

 

⑦コサギの飾り羽が美しく伸びてくるころ。

 

 

⑧あちこちで目につくハクセキレイに混じってセグロセキレイも健在。

 

⑨アゲハチョウを見たのはこの春初だったか。あっというまにモンシロチョウの数も増えていた。

 

さらに歩いていくと桜並木。

満開は過ぎてしまったもののまだまだきれいな時期に間に合った。

両岸の遊歩道は前週とは比べ物にならないくらいの人出。

この時期町田市側では「さくらまつり」。体育館では模擬店も出店しての大賑わい。

いつもの野鳥散歩とはいささか勝手が違う。

 

⑩川沿いの遊歩道、写真の下側には普段にない人通り。

 

 

⑪恩田川の一番人気の季節。近場でこれだけ見れるのはなかなか。鳥もついてるし。

 

そんな中、この時期の名物桜カワセミが注目を浴びていた。

雑踏に臆することなく川に張り出した枝にとまったカワセミは何度か飛び込み魚を捕まえ周りのみなさんのカメラが忙しいご様子。

残念だったのは花のない枝にとまって桜?カワセミになってしまったくらいか。

 

 

⑫とまりやすいから仕方ないかもしれないがとまった枝には華がない。いや花。

 

 

⑬桜の下ではコガモが休んでいた。桜が全くない場所で写してしまった。

 

 

⑭オナガを見たかったが残念ながら振られた。ヒヨドリを撮るのはこの時と弘法山の水場に来られてしまった時くらいだったりして。

 

⑮通りかかった人も見渡すほどの花吹雪。あっけないくらいに散るのも早そう。

 

この日はオナガは見かけず桜ヒヨドリの声はにぎやかだった。

雑踏をすり抜け成瀬駅に向かう道に入って本日はうちどめ。

 

まあ予想通り結構な人込みだが花見シーズン恩田川が一年に最もにぎわう時なのでしょうがない。

それにいい感じの青空。やはり傘さしての花見よりはこっちの方がいい。

(というか常識のある人はそんな時に花見にいかないわなあ)