1月最後の週末、天気はよさそうだが寒そう。

ここのところお山、お山に川、と見てきたので海に行こうと新浦安に。

冬の初めに一度来ているがまだ顔ぶれもそろっていなかったのでおなじみの鳥を見てみたいところ。

 

すっかり怠惰になれてだらだらと出かけて駅に着いたのはもうすぐ8時半の頃合い。

歩いて海岸の方へ。

この日は普段歩かない市川塩浜川を覗いてみたが、予想通りみごとに逆光。

白く光る海面に点々と浮かぶのはオオバンにスズガモ。

 

①正面からの日差しでまぶしいなかカメラを向けると結構な数のカンムリカイツブリが寝ている

 

離れた場所の群れは寝ているカンムリカイツブリ。ここでカンムリカイツブリの群れはほとんど見た記憶がないのでそれくらいが成果かも。

ウミアイサのカップルは遠い、逆光で黒いとあんまりだった。

眼もつかれるので浦安側、いつもの散歩道の方に進む。

 

崩落危険、で立ち入り禁止の護岸をしばらく眺めて歩きようやく海の見下ろせる場所に上がりさっそく見下ろしてみる。

点々とスズガモが浮かぶが少ない。

ハジロカイツブリらしい一羽が遠くにいるのでカメラを向けるとなんか違う。

よく見ると紛らわしい外見だがミミカイツブリのようだ。

しかしすぐに潜りながら沖に離れていきまともな写真は撮れず。

幸先がいいのか悪いのか微妙だがとりあえず沖の方に向かって海を眺めながら歩く。

 

②いきなり見れたのはミミカイツブリ。意表を突かれたか腕かまともに撮れず残念。

 

点々とスズガモ、そして手前にはヒドリガモにオオバン。

おなじみの顔ぶれを見ているあいだに手前の護岸近くを泳ぐカンムリカイツブリ、そして今季初見のホオジロガモを見れた。

さらに歩いていくと前回よりずいぶん増えたオナガガモ、そして手前のヒドリガモなどに混じってウミアイサを近くで見れた。

珍しくはないけれどこの時期だけのおなじみを無事見れるとやはりうれしい。

 

 

③これも今季初見のホオジロガモ。足を痛めているのかと思ったが潜って元気そうにしていたので大丈夫か。

 

④すっかりきれいになって名前の通り尾の長いオナガガモ。数も増えてた。

 

⑤球がとまって見えたのは川上哲治。強風に向かって飛ぶカモは一見とまって見えるがぶれるのは凡人以下という事か。

 

⑥雄の方はあいかわらずご縁が薄いがこの冬もみれてまあやれやれのウミアイサ。

 

海は好天の空の色を写して青く水鳥が映える。それはいいのだが風が結構強い。

浮かぶ鳥も揺れるし水面も風に吹かれて微妙な模様。

こういう状態で能天気にお任せモードで写していると海面にきちんとピントのあった間抜けな写真の量産となって後始末に苦労することになるのだった。

天気晴朗なれど、波高し。・・・ここは日本海ではないが

 

護岸の突き当りまで歩くものの満潮を少し過ぎた頃合いとあって護岸の直下まで海水につつかっている。

水に浮かぶ鳥以外には階段の陰で風よけかじっとしていたイソシギくらい。

ハマシギも、そしてそれに混じっているらしいヨーロッパトウネンの姿は見えない。

珍しい鳥はいないか遠くを見ても波の白さが目立って鳥と見分けがつかない。寒い。

 

⑦階段あたりでじっと風よけ中のイソシギ。お尻を振るのも惜しんで日光浴中。

 

⑧頭をきれいに~白飛び、お腹をくっきり~頭真っ黒。いまだにこのループから抜け出せない。

 

近くを泳ぐスズガモを写してみてもいつものごとくすっきり撮れず回れ右。

戻りながら眺めていると水の引いたあたりに小さめの鳥が歩いている。

眺めてみるとヨーロッパトウネンらしい。

ハマシギと別行動中だったのか。とりあえず見れてやれやれ。

 

⑨体型ずんぐりの足長、尾羽の長さ、ヨロネンのはずだが、いまだにきっぱり見極められないのがとほほ。

 

写してさらに歩いていくと遊歩道もほぼ戻りきるが時間はまだ早い。

この日次に行こうと思っている場所には午後遅めの時間に着きたい。といっても葛西か三番瀬に行くのもおっくうとなんとも無精な気持ちでもう一度回れ右。

 

今度は少し潮の引いたあたりでハマシギを見つけ、そして手前のスズガモを眺めていると一羽岸に上がって羽繕いをはじめたの写す。

何度写してもすっきり撮れないスズガモ、今までになくお腹を白飛びせず頭をきれいに写せたのは良かったものの泳いでいるところでないのが少し悲しい。

 

⑩どこに行っていたのか潮が引き出すとハマシギのお出まし。

 

⑪自分史上一番らしい写りのスズガモ、しかしなんだか複雑。

 

⑫駅へとあるく頭上を旋回していたのは自分はあまり見かけないミサゴだった。

 

昼も過ぎてしばらくたったころ合いで切り上げて駅へ。

今度は武蔵野線にのり北上。埼玉県に入ったところで降りると一時過ぎ。

少し早いので本屋で時間をつぶしてから駅近の江戸川の土手、サイクリングロードに登る。時刻は14時ころ。まだ早そう。

すると目の前をチョウゲンボウが横切り鉄橋の方へ飛んで行った。

そちらに行って見るとチョウゲンボウが止まって休んでいる。

そして近くの茂みの中にはキジの姿が。しかし警戒心が強いのかよそ見をしていた過ぎに猛ダッシュで川岸の茂みの潜りこんだ。

 

 

⑬お目当てを待つ間に見たのはチョウゲンボウにキジ。

 

土手に戻り周囲を見渡すと人の集まっている場所が二か所。それぞれ行って見るがどちらもまだ緊張感もなく時間つぶしといった様子。

それから一時間ほどうろうろと土手から川岸側のグラウンドと周囲の立木、茂みをながめるがさっぱり。

15時を過ぎたころに木々の間を小型の猛禽らしい鳥が一瞬とびだし立木の裏側へ。

あっという間の事でカメラもむけられずだがこれがお目当てのコミミズクだったらしい。

その後また数十分、ひたすら待つ。

今度も天気晴朗なれども、風強し、だ。

猛禽との今までの相性からこの日はだめかという気分もちらちら脳裏をよぎる。

ようやくというか、コミミズクが隠れた川岸近くを歩く人が近づくと木の裏側からそれらしい鳥が飛び出した。しかし手前の方に飛び出してくる様子はない。

そして川の真ん中あたりに飛び出した杭に白い鳥がとまっている。

カメラを向けるとコミミズク。しかし遠すぎて証拠未満のしか撮れない。

 

⑭初撮りのコミミズクはなんと川の上。さすがに遠すぎてなんだか微妙。

 

そのうち別のコミミズクがグラウンドの方にでていると土手を移動している方たちがいる。

見ると確かにネットの支柱にもう一羽コミミズクの姿。こちらの方がさすがに近い。

 

⑮自分は人工物とまりは気にならないが最初のより近いわりにすっきり写らない。

 

しばらく様子をうかがっていたコミミズクは飛び出し立木の枝、そして土手下の遊歩道周囲の看板にとまっていく。

飛んでいくところはすべて背景にピントがあってととほほだったがまあ見れたからいいかというところ。

ひとしきり眺め写してみると16時半近くになっていたので撤退。

 

⑭グラウンドの支柱から飛び出したコミミズクは木の上から周囲を眺めている。

 

⑮カメラで木にとまるコミミズクを眺めてたらもう一羽がニアミス。ファインダーで見ていた時は一瞬でなにがあったかわからずびっくり。

 

⑯とりあえずハギマシコに続いての初見初撮り。それなりに順調かも。

 

コミミズクは以前手賀沼に行ったもののあまりの強風と寒さでギブアップの鳥だったが今回は安直にも駅が近い当たりで見れた。

あまり楽すると遠出をする気力が減退するかもでよしあしな気もするが、とりあえずみれたからこれでいいのだ。。