8月らしい快晴の朝。
照りつける日差しは晩夏のものとは思えなく、
日焼け止めを少し多めにつけてバイクで出勤。
普段より時間が少し遅い時間なので、道は空いていて快適。
仕事は至って平凡。まぁ、それ以上上を目指す必要もない職場。
これでよし。
終わり間際に一つ仕事が来て嫌だったけれど、
これはこれ。仕事は仕事と割り切ってさっさと処理。
帰り道。夕切れからもう夜になっていて、
日が短くなりつつある一日。
冬が好きな僕だけど、どことなくものさびしさもあり、
なぜか涙が流れた。
誰も待っていない部屋に帰り、
買いおいている食材でご飯を作る。
そしてシャワーを浴びて、ぐったりと一人。
君からの電話が鳴り、そっとそんな今日の話をする。
君も一日の事を話すようになり、
「食べる専門家」なんて言っていたころをふと思い出すけれど、
ご飯を作ったり、家事をいろいろとこなしたり
いい方向へと向いてきているようだね。
ただ…そんなことを嬉しそうに話す君との電話…
僕はなぜか心が痛み…君に気付かれないよう涙を流す。
「風邪でも引いちゃったの…?」そんな心配そうな声
「タバコがね。」切り返す。
「風邪だったら…看病に行くよ。すぐにでも…」
涙が止まらない。
笑い話に切り替えてお休みと電話を切る。
なんだろう…自己嫌悪。
君を見つめているようで実は君の幻を見ているのだろうか?
君のやさしさを心からうれしいと思うけれど、
受け入れられないと思う僕もいる。
とても言えない。張り裂けそうな胸。
止まらない涙。
飲む。何でもいいから。
そんな感じで昨日と今日。
覚悟はしていたけれど、なかなかにつらい道。
でも、君につけた傷はこんなものではないことはわかっている。
僕は君を愛そう。
君が僕を思う気持ちに…
絶対負けないように…
君を愛そう…。
僕の選ぶべき道だから。