ふと思い出す失った星々の姿 -3ページ目

ふと思い出す失った星々の姿

日常生活中になぜかふと思い出したこと。白日夢というものかもしれない…。
悪夢は現実に…儚は幻に…。
いろんなことがめぐりゆく日々…そんな心の闇の部分。
光の筋が見えればいいのだけれど…今は枯れた瞳…光は見えない…。


8月らしい快晴の朝。
照りつける日差しは晩夏のものとは思えなく、
日焼け止めを少し多めにつけてバイクで出勤。

普段より時間が少し遅い時間なので、道は空いていて快適。
仕事は至って平凡。まぁ、それ以上上を目指す必要もない職場。
これでよし。
終わり間際に一つ仕事が来て嫌だったけれど、
これはこれ。仕事は仕事と割り切ってさっさと処理。

帰り道。夕切れからもう夜になっていて、
日が短くなりつつある一日。
冬が好きな僕だけど、どことなくものさびしさもあり、
なぜか涙が流れた。

誰も待っていない部屋に帰り、
買いおいている食材でご飯を作る。
そしてシャワーを浴びて、ぐったりと一人。

君からの電話が鳴り、そっとそんな今日の話をする。
君も一日の事を話すようになり、
「食べる専門家」なんて言っていたころをふと思い出すけれど、
ご飯を作ったり、家事をいろいろとこなしたり
いい方向へと向いてきているようだね。

ただ…そんなことを嬉しそうに話す君との電話…
僕はなぜか心が痛み…君に気付かれないよう涙を流す。
「風邪でも引いちゃったの…?」そんな心配そうな声
「タバコがね。」切り返す。
「風邪だったら…看病に行くよ。すぐにでも…」
涙が止まらない。
笑い話に切り替えてお休みと電話を切る。

なんだろう…自己嫌悪。
君を見つめているようで実は君の幻を見ているのだろうか?
君のやさしさを心からうれしいと思うけれど、
受け入れられないと思う僕もいる。
とても言えない。張り裂けそうな胸。
止まらない涙。

飲む。何でもいいから。
そんな感じで昨日と今日。
覚悟はしていたけれど、なかなかにつらい道。
でも、君につけた傷はこんなものではないことはわかっている。
僕は君を愛そう。
君が僕を思う気持ちに…
絶対負けないように…
君を愛そう…。
僕の選ぶべき道だから。



後ろめたい気持ちと期待と同居しつつ君の元へと向かう仕事上り。
懐かしい感覚。
君を迎えに行った頃
そして…君と会えなくなって君の家に向かった頃…
その二つ、同じ行為でありながら、気分はまるで逆。
登校する時の児童の気持ちと下校する時の児童の気持ち。
そんな二つを同居させつつ…

1週間…思えば君を心の中に戻し、違和感はなく…
懐かしさとともにいたって普通に溶け込んでくる。
電話越しの声。話し方。口調。多少変わった部分もあるけれど、
これといって気になることもなく…。

仕事上りからの強行軍。夜時間にやっと君の元へ。
君の笑顔、懐かしい…。
惚れたその表情…間違いなく君で…
何となく胸にこみ上げる想い…
でも、まだ素直に伝えられず…

「おかえりなさい。」
そう出迎える君…。
僕は思わず言葉が詰まるけれど…
「ただいま…。」名前を添えてギュっと抱きしめる。
「あっ…。」
膝の力が抜ける君…そんな感覚…
これもまた懐かしい…。
変わっていないこと…途絶えた記憶は繋がり…
でも、胸にあるもう一つの負の感情も捨てられず…
キスはできず、そのまま抱きしめる…
君の瞳を見つめることができなかった…。この時は。

朝を迎え、君とドライブ。
記憶の糸をたどりつつ
あの寒かった場所へと…
住んでいた家、一緒に見て回った町並み…
迎えに行った駅
帰りに送った駅…

二人で話をしていると次々と思い出の記憶はつながって行き…
君は言う…
僕が君にあげた指輪。
すごくすごく大事にしていて、当時僕と会うときじゃなければつけることができなかったって。
僕も当時ぎりぎりの生活の中でためたなけなしで買ったものだったけれど、
傷が増えていったら次のを買ってあげるよって言ったけれど、
傷を付けたくは絶対になかったって。
そんなある日、指輪を思わず付け忘れて電車に乗って僕の元に…。
さすがにすねた僕。
どうしようかって君はいつも車の窓から景色を眺めていたけれど、
その日はずっと足元をただせつなそうに…
僕も拗ねていただけにそのまま無言で…。
君が忘れていった腕時計を君と会ったその時にすっと黙って差し出す。
本当に泣きそうなくらいの暗い表情。

白鳥が来る湖。ふと寄ってハッとする僕。
知らない間に君はずっと罪悪感を感じていてくれている。
僕は君と楽しく過ごしたい。
まだあって1時間。時間の進みがいまだかつてないくらい遅く感じていた。
くだらない細かいことでこれ以上君との時間を無駄にしたくない。
「ゴメンな。」君の名前を添えてうつむく君を抱きよせる。
「細かいこと…気にし過ぎた。まだ今日はこれから楽しめるよな。」
作り笑顔だったかもしれないけれど、心から君と楽しく時間を過ごしたいと思う僕。
君は泣きそうな表情ではなくなり、雲が晴れるように笑顔になってくれたけれど、結局泣いていたね。
その時、君は僕にずっとついていこうって思ってくれたとか。

そんな話に盛り上がり、そんな思い出の場所を巡りわたる。

君との記憶が徐々につながって行き…
怖いくらいに…
君への想いが灰色から少しずつ色が戻り始める。
長い間、そんな夢、何度も見たけれど…
まさか現実になるなんてね。

でも…
まだ僕はまっすぐには見つめられない。
何があるわけではないけれど…
君を抱きしめる腕は確かに君だけを抱きしめているけれど…
この想い…なんだろう…?

君も同じ感覚を感じているのかな?
これは怖くてまだ聞けない。

明々後日にはまた君に会える。
今はそれで良しとしよう。
君がどうなるのか…
まだわかるすべはない。
でも、僕へと向き合ってくれる君…
今はそれだけで十分だろう。
僕にとって、一番素敵な魅力を持つ君…
それは変わらないことを知った休みだった。。。



明日と明後日が休みだと思いつつ目覚めた今日。
いつもの夢でいつもの寝汗。
それにつけたされ、もう一日仕事があることに気付き気分は落ち込みを追加する。
今日は朝からなかなかお日様が照らし出し、すでに熱い状態。
お盆過ぎても夏を感じる一日になりそう。

気分が乗らないけれどバイクで出勤。
金曜だけどまだお盆の人もいるのか道はまずまず空いていた。
仕事は特に書くべきこともなく平凡に順調。
次の仕事を探すことも忘れないように。
この仕事、給料が生活レベルより低いので、足掛けとしてやることで次を狙いたい。

今のところ、どうなるのかわからなかったけれど、僕が向こうに行くことはなさそう。
この先、君とのつながりで、君を迎えに行くのか、それぞれの道を歩むのかで。
どちらにしても僕は辛い事はつらいけれど。
定時できっちりと仕事を片付けて、誰に声をかけられるより早く退社。
さすがに日が短くなりつつあるのがわかり…夕方を感じつつ…

食事を軽く終え、君との会話。
君はちゃんと記憶をしていたらしく、一日間違えたなんて話したら、
「間違えて来ちゃえば良かったのに…」
なんて。
心揺らされつつも、そうはいかないところ。
ただ…少しずつ…
いい方向に向かっているような気がしている。

でも…僕は本当にこれでいいのだろうか…?

まぁ…裏ばかり見ていても名画は楽しめないか…。
今は受け入れるままに、楽しめるだけ…
楽しむことにしよう…。
先の事なんて誰にもわからないのだから…。

つい最近も先の夢を追いつつ…
途絶えたことが…
ほんのつい最近にもあったばかり…。

人生なんてうまくいかないことが多いわけだし…
楽しい時に楽しまなくちゃ…
いつどこで何が待っているのかなんて…
誰にもわかりはしない…。

心から哀しんだけれど…・
今は忙しさと疲れ…
体調もあまりよくはなく頭痛もするけれど…
そんな環境のおかげで悲しさがかなり和らいでいる感覚。
これはこれで悲しいことだけど、助かってもいる。
本当に久しぶりにまともに恋に落ちたな…。

ま、こんな事君にはとても言えるものではないけれど…。

明日の晩には君の元へ。
今週は君との思い出の場所を…いろいろと廻ってみようか。



平々凡々な朝。
これといって変りもなく、寝不足からくる頭痛もほんのりと。
睡眠は相変わらず浅く、少しの物音で目がふと覚める。
ソファーに移動したり、ベッドで寝たり…
そんな夜を越え、仕事へと出勤。
雨という予報を信じ、今日は車。

仕事は相変わらず。今日は別部署でものすごく休みが増えたとのことで、
一時的にレンタル移籍。懐かしさと細かい疲れを感じつつもいたって変わりなく。

職場の喫煙所が封鎖され、いよいよを持って吸える場所が限られてきた。
禁煙をしようかとふと思って、少し懐かしさをまた…。

強い意志で吸い続けている僕だけど、
昔、1カ月だけ禁煙に成功したことがあった。
君の協力で。。。

三日間禁煙したら、メイド服を。という交換条件で結局10回ほど。
タバコを吸いたくなったら…君を吸っていたなぁ…。
二日目の夜にはすでにメイド服を買って帰って、
普通に引いていたあの表情に負けず、熱心に熱いまなざしで頼み込んだし。

三日目はとっても嫌がった君も観念して、
カチューシャまでつけてわりとノリノリになっていたところがおかしかったな。。。
さすがに今まだ持ってるの?っとは聞けないけれど。。。
果たしてどうなんだろう?
素朴な疑問。でもまぁ、知らない方がいいことの一つでもある気もするので、
それはおいおいと…。

これといって変わりなく君の声を聞く。
1週間でもいつも話し込んでいたような感覚がわいてくるのが不思議なもので。

明日の夜には君の家に向かう。
今週は少し遠くまで出かけてみようと思う。
懐かしの場所をそっと追いかけつつ…

でも…少し寝不足気味でもあり、疲れを感じつつはあるけれど…
これはこれで…まぁ、良しとしますか。
いずれ慣れてくるだろう。。。


眠りは浅く朝も目覚めは起きる。
疲れは取れているとはいいがたく体調は悪いけれど、
こればかりはどうにもならない。
だるい体にムチ打って仕事へと出勤。
今朝は天気も良く、バイクを使う。

仕事は至って問題なし。眠気もあったけれど、淡々と給料分。
問題なし。

疲れもピークにたまりつつあるものの、寝ようと思ってもこれが眠れない。
仕方なく横になり目を閉じる。
頭の中を空っぽにしてしまえばいいのだけれど、
そんな簡単にできていれば苦労はないよね。

ご飯もあまり喉を通らないけれど、
とりあえず簡単に食事をとる。
食後は君からの電話。
今日は機嫌がよくないようで、少し感情的な君。
まぁ、電話の途中で夕立が降り始め、
バイクのカバーをかぶせに電話を中断したのが気に入らないらしい。

それでも、夕立といえばふと思い出したこともあり…
まだ君が僕の家に来ていたころ、夕立の日、
それを理由に無理やり泊まって行ったんだよな。
初めての泊り。
帰りたくないと思う気持ちと、帰らせたくないと思う気持ちをぶつけ合って…

毎週のように朝早く出てきてうちに来ていたけれど、
父上や母上にはどういわれていたんだろう?
あえて聞かなかったけれど…
きっと「大丈夫だよ。」と笑って言う表情が想像できた。

ふとそんなことを想いつつ電話をしていたら、
「何を考えてるの…?」って、確信に。
「夕立の事だよ」と切り返し誤解を生む。
バイクを相手に大いなる焼きもちを焼かせてしまったらしい。
結局誤解を解けないままに電話を切って、
やれやれ…。

メールで送ったら、また電話が来た。
ご機嫌もまっすぐに。
まぁ、いたって平凡な一日。

お盆も終わり。
明日からの平日を再び歩き出さなければいけない。
まぁ、僕はすでに平日を歩いているわけだけど。

今週もまだ半ば。
疲れがたまりつつあるけれど…
まだやだ僕は終わらない。。。
頑張って行くかな。