昔の話だけど、
事務員として働いていた会社に
時々来ていたメーカーの営業さんがいた。
多分、私よりも10歳ぐらい上だったんじゃないかな。
若手やや中堅より、という世代だったと思う。
時々来るその人は、いつも常務やら専務やら
えらい人のところへ行っていた。
だから、何だか近寄りがたかった。
話は他の営業さんみたいにするんだけどね。
なんか距離感があったのね。
きっかけは何だったか覚えていないけれど、
たまたま一緒に食事をする機会があって
話すことがあまりなかったこともあって
「来るといつも偉いさんの所へ行っているので
なんか距離感がある」
って思ってたことを素直に言った。
後日、またその人と話す機会があって
私のその発言を聞いて、
確かにそうだったな、と感じはったらしく
それから意識して
偉いさんばかりではなく、(私の会社の)現場の営業さんにも
積極的に話しかけるようにして
親しい営業さんも増え、仕事がやりやすくなったのだそうだ。
私にとって、かなり印象的な出来事だったので
今でも覚えている。
認めてもらえたみたいで嬉しかったんだな、きっと。
私が思ったことを素直に言った時、
こんな風に受け取ってもらえることはかなり稀で
大体、否定されるか
変わり者扱いされるか
「あなたが言う事はよくわからない」
と言われたこともある。
でも、素直に言わずにいられないところが
私の持ち味なのかな、と思ったりもする。
何かに気づいてもらう
そういう役目なのかな、と。
ここまで書いて読み返してみたら・・・、
単にそのメーカーの営業さんの器が広いだけやん!
よくぞ素直に受け取って下さいました。
ありがとうございましたm(__)m
今どう過ごされているのか存じ上げませんが
その素直さにどうぞ幸せが舞い降りますようにm(__)m