「旅立ちの日に」
この歌は、息子が卒業式で歌っていた歌だ。
あの日から今日まで半年たったけど、
いまなおふとした拍子に頭に浮かぶ。
そして口ずさんでは、涙が出そうで やめてしまう。
そう、卒業式当日はそんな余裕はなかった。
この歌を含む「別れのことば」が始まる直前に、
娘を式の前にトイレに行かせていなかったことを
思い出してしまい、
進行上も途中では行かせにくいし、
何よりビデオを撮っているのに途中では止められない。
だから「おしっこ」と言う前に
何とか終わって欲しい、とそればかり祈っていた。
しかもメインプログラムだから長い(T_T)
(後でビデオでチェックしたら約25分あった)だから、この歌を最後に歌って
「別れのことば」が終わった時には、
長男とは関係のない所でホッとした。
4月からは、次男と長女が通う小学校。
まだまだお付き合いが続く小学校。
それほど変わらない日々が続くと、この時は思っていたし、
春休みの間は、いつものように
「聞いた曲」として口ずさんでいた。
けれど、春の異動で
お世話になった先生方がほとんどいなくなってしまった。
今回は本当に異動する先生が多く
長くいらっしゃった先生も変わっていた。
そして、私的には
ボランティアでもお世話になった
音楽の先生がいなくなったのが大きかった。
人間的にも素敵な先生だな、と思っていただけに
ショックも大きかった。
先生方が大幅に変わったからか
一人目の子供が卒業してしまったからなのか
なぜだかこの春からの小学校は
違う学校のようにも感じる。
そう感じ始めた頃から
私にとって「旅立ちの日に」は特別な歌になってしまった。
なぜなら、長男が幼稚園から共に過ごしてきた友達と
歌った最後の歌だったから。
(正確には、校歌が最後なのだが)
なぜなら、長男(一人目の子供)と一緒に
私も無我夢中で走ってきた小学校生活に一区切りがついたから。
新生活が始まって、新たな素敵な人との出逢いも
たくさんあるけれども、
時に煩わしく思いながらも、
共に初めての子育てに一生懸命に頑張ってきた
同級生のお母さんたちと別れた寂しさも
この歌を口ずさむと、こみ上げてきて、
やっぱり涙ぐんでしまう今日この頃である。
前を向かなきゃ、と思って
この記事を書き始めたけれど、
やっぱりしばらくはまだ、涙ぐんでしまいそうだな~。
下の子達には申し訳なく思うのだけど、
やはり初めての子(子育て)への思いは格別なんだな、と思う。
長々となりましたが、
最後までお付き合い下さり、ありがとうございましたm(__)m