◆人生は暇つぶし
と言ったのは、私の父です。
確か「所詮、人生なんて暇つぶしなんだから」と言っていたような気がします。
これを聞いた時は私も若かったので、
「所詮ってなによ、所詮って」 とか
「一生懸命に生きているのに、暇つぶしってどういうことよ」
と、かなり反発を覚えました。
けれど、それから20年くらいたち、
完全に同意はしなくても、なんとなくわかるような気がしてきました。
長い人生で、何のために何をして生きているのかを考えた時に、
人生の終わりに振り返った時に、
「結局、暇つぶしだったのかな」っていう感覚もあり得るのかな、なんて。
この広くて大きな宇宙の時間で考えれば、
私の人生なんて本当に「あーっ・・・」って言ってる間に過ぎ去ると思うんです。
一生懸命に生きてても、いいかげんに生きてても
ヒュンって一瞬に過ぎるなら、
という視点で見ると、暇つぶしという概念もあるのかな、と。
で、一生懸命に生きてあがいている自分を少し離れて見て、
暇つぶし、という観点から言うと、結局ゆかいな人生を送っているのかな。
と思うわけです。
何を言いたいのか、よく分からなくなってきましたが。
だからこそ、一生懸命に生きる意味があるのかな。
書きながら、金子みすゞさんの
「みんな違って、みんないい」
という言葉が頭に浮かびました。