読書感想のブロガーさんの読書記録を見ていて、読んでみたいと思った本。
アート・ミステリーなんて面白そうだし、大英博物館にも興味があるし、学芸員資格を持っている私にとって読まないという選択肢はない
。
期待して詠み始めましたが、期待を裏切らない面白さでした。登場人物も魅力的。
ですが、主人公のケント・スギモトの周りの人物が犯人?だったりするので、私がスギモトなら人間不信になりそう
。
パルテノンマーブル、和時計、古代エジプトのミイラ、HOKUSAIの4編からなり、どのミステリーも面白いです。
パルテノンマーブルの話の最後で、ケント・スギモトの父親が行方不明になっていることが秘書から伝えられ、その後の話で少しずつ謎が解明されていきますが、最後はあっけない幕引きでした。
父親の行方がわからない状態がずっと続いていたから、次巻まで引っ張るのかと思っていたので。
コンサバターというタイトルながら、修復のストーリーは少しで、主に修復士としての眼と知識を使ったミステリーですね。
日本の学芸員は、調査研究・展示・保存と何でも屋なのに対して、海外の博物館はキュレーター、コンサバターなど役割が分かれているので、美術品本体に触れているコンサバターの方が美術品に近いので、コンサバターであるスギモトが活躍するのかな?
父親は見つかりましたが、まだ謎がいくつも残っているので、次巻も楽しみです。
