「西原無量」シリーズの第10弾。

いや〜、もう10冊目なんですね。桑原水菜先生の作品はどれも息の長い作品が多いですね。

今回の舞台は四国、発掘時代は江戸末期〜明治維新。
私の苦手な時代ですアセアセ

時代の風向きがコロコロ変わるし、人は沢山出てくるし、味方だと思ったら敵になってるし、理解するのに挫折してます。

そんな私でも、なんとなく理解出来るくらい、優しく丁寧に歴史概要が書かれています。

今回は、新たに重要らしき登場人物が現れました。この先も無量に関わってくるんだろうな、きっと。

本作で1番印象に残った名セリフはこちら。

「ひとが心から大切にしているものを侮辱することは、そのひとに戦争を仕掛けるのと同じことやと知りなさい。命をかける覚悟もないのなら口にしいひんことや!」

カッコいいわおねがい。このセリフは女性が言ったものだけど、同じ女性として惚れるわ。

本作は一冊で完結しているけれど、なんか続きがあるような、何かの伏線なのか、みたいのがあるのが、気になるところ。

早く次巻でないかな。楽しみです。