活版印刷三日月堂シリーズ4巻にして、最終巻です。

話は「星をつなぐ線」「街の木の地図」「雲の日記帳」「三日月堂の夢」の4編が収録されています。

もっと続いて欲しいなぁと思いつつ、最後がいい感じで終わっているので、こういう結末もありなんだなと感じました。

印刷所を経営していた祖父母が亡くなり、父母も亡くなり、1人になってしまった三日月堂の店主、弓子さん。三日月堂に来たばかりの頃は、活版印刷の機械や活字しかなかったのに、この物語の最後では弓子さんはかけがえのないものたちに囲まれています。それは大切な仲間だったり、人脈だったり、経験だったり、様々です。
きっとこのような展開になるとは弓子さん自身、夢にも思わなかったでしょうね。

運が良かったの一言ではなく、弓子さんの仕事に対する誠実さや情熱や頑固さなど、仕事に対する姿勢や想いが、活版印刷を通して周りの人の心を癒し、勇気づけてきた結果なのでしょうね。

三日月堂がこれからも続いていき、悠生さんと盛り上げていって欲しいな、と思います。