活版印刷三日月堂のシリーズ第三弾。

川越にある小さな活版印刷所「三日月堂」を営む弓子さん。今までは、お客様のことがメインでしたが、今回は、弓子さんがやりたいことに向かって進んでいく様が描かれています。

「チケットと昆布巻き」「カナコの歌」「庭のアルバム」「川の合流する場所で」の4編からなっていて、それぞれのストーリーがバトンを受け継ぎながら進んでいきます。

「チケットと昆布巻き」で三日月堂が取材を受けて、雑誌に掲載され、
「カナコの歌」では、その雑誌をカナコさん(弓子さんの母親)の親友が見て、三日月堂と連絡を取り、カナコさんの短歌を活版印刷し、
「庭のアルバム」では、短歌の活版印刷をみた女子高生が体験入門し、イベント参加用の作品を弓子さんと一緒に作成し、
「川の合流する場所で、」では、そのイベントで盛岡の印刷所の職人と出会い、三日月堂で動かすことの出来なかった機械を動かす道筋ができる。

直接関係するようには見えないあらゆる出来事、出会いが、1つの流れになって、弓子さんの心のわだかまりを溶かし、前へと進もうとする後押しをしてくれている、これを縁と言うのでしょうね。
天涯孤独になってしまった弓子さんの心が癒されて、弓子さんのやりたい方向に向かって進んでいくことを切に願います。

それにしても、弓子さんにモテ期到来ですね
当の弓子さんは、しっかりしていそうで抜けているところがあるから、全く気がつかずにスルーしそうですがww。

次巻では、三日月堂がどう変わっていくのか、どう進んでいくのか、楽しみです。