タイトルを見て、猫が主人公のあやかし奇譚かと思っていましたが、江戸の長屋を舞台にしたミステリーでした。

あやかしは出てきましたが、主人公ではなく、あくまで登場人物の1人であり、ちょい役で登場。
主人公はサバという名の鯖三毛の雄猫を飼っているしがない画師の青井亭拾楽です。

長屋に住んでいる個性豊かな店子たちが繰り広げる揉め事や騒動に巻き込まれながらも、拾楽とサバがひとつずつ問題を解決していきます。
そして、そのひとつひとつを解決していきながら、拾楽の弟分からの頼まれごとをも解決していく様は見事です。最後はすっきり大団円ニコニコ

ミステリーの関係性も面白かったですが、何より登場人物が個性があって魅力的です。長屋の店子をはじめ、差配さんや北町定廻同心の掛井十四郎など、人情話を盛り上げてくれています。

このシリーズは3巻まで出ているので、続きが楽しみです