とうとうこの日が来てしまいました。

炎の蜃気楼シリーズ、最終巻。
27年にわたり、70冊以上続いてきたシリーズの最終巻。完結です。
いや、桑原水菜先生曰く「環結」です。

「完結」ではなく「環結」なのは、執筆順から並べると、
①本編(現代)→②邂逅編(戦国時代)→③幕末編(江戸時代)→④昭和編(昭和時代)
となり、④の昭和編が①の本編へと繋がり、環のようになるので、「環結」としています。

それにしても、これだけ続くシリーズの最終巻、早く読みたい、でも読み終わりたくない、相反する気持ちが拮抗し、結局じっくり丁寧に読みました。

昭和編の終わりが、本編へと繋がるということは、つまり本編の最初を読んでいる人は、昭和編の終わりがどうなるのかわかっていて、希望のない終わりが決まっているものを読むのは辛くもありましたが、彼ら夜叉衆の最期を見届けました。
でもこの最期が最後ではなく、本編へと続いていき、本編でも様々な葛藤を越えていく彼ら。長く生き続けるっていうのも大変ですね。

また、昭和編も読み終わったし、本編を読み返そうかしら。いや、本編40巻はさすがにキツいか。
本編どハマり期に、ミラージュの名シーンをひたすらノートに書き写すということをやっていて、そのノートを引っ張り出してみようかしら。確か数冊にはなっていたはず。

本の感想というより、ミラージュと私の思い出話になっているけれど、まあいいか

ミラージュにはまり、ミラージュツアー(炎の蜃気楼に登場する場所へ行ったり、上杉家ゆかりの地へ行くこと)なるものもやりましたね。
考えてみれば、聖地巡礼のハシリだったのでは?

友人Tと米沢へ行って、川中島の合戦絵巻を見たり、林泉寺参拝しましたね。
そういえば、人生初の一人旅もミラージュツアーだったわ。新潟の直江津へ行き、春日山や林泉寺、御館跡、鮫ヶ尾城にも行きました。
直江津の海岸の岸壁に座り、アニメ「炎の蜃気楼」のサントラをBGMにして、日本海を眺めながら炎の蜃気楼の世界に浸っていたというww。
もちろん、BGMはイヤホンですよ〜。

うわー、懐かしい思い出がいっぱいだわ。

思い出ついでに、私が初めて買った同人誌も「炎の蜃気楼」でした。
ミラージュは私を未知の世界へと連れて行ってくれて、人生の幅を広げてくれました。

ありがとう、炎の蜃気楼。
ありがとう、桑原水菜先生。

27年分の感謝を込めて

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