村山早紀さんの風早の街シリーズの最新刊。
風早の街に、またもちょっぴり不思議で素敵なお店が仲間入り。お店と言っても、今回は百貨店。風早の街には不思議なコンビニや花屋、カフェにホテル、本の装丁屋などがありますが、また一つ魅力的なお店、星野百貨店が登場しました。
風早の街シリーズは、ほっこりする話が多いのですが、この「百貨の魔法」は泣けました。
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電車の中で読んでいて、ウルウルきたので途中で本を閉じたのですが、切なくて愛おしくて本を閉じても涙が止まらず。マスクしていたのでなんとかやり過ごしました
。
。百貨店なので、テナントの店員やエレベーターガール、ドアマン、百貨店の従業員、コンシェルジュなど、様々な職業が盛り沢山なお話でした。
親子、祖父と孫娘、といった家族がテーマとなったお話は印象的で、特に「夏の木馬」は涙腺崩壊
。本人は気がつかなくとも、見えないところで大切な人がその人を見守ってくれているって素敵だなぁ、と感じました。
。本人は気がつかなくとも、見えないところで大切な人がその人を見守ってくれているって素敵だなぁ、と感じました。星野百貨店の創業者である星野誠一が孫娘に語った台詞、
「品物は大切に選ばれ買われ、贈られることで、いつか誰かの思い出になるんだ。物のかたちをした記憶になる。いつかその品物を買い、贈った誰かがいなくなってしまっても、物は長く、宇宙に残る。想いの結晶のように。」
なんてロマンティックなおじいちゃんなんだ
。
。さすがは文化を発信する百貨店の創業者だわ。
あとがきで知りましたが、「桜風堂ものがたり」は星野百貨店のテナント「銀河堂書店」から始まる本屋さんの話だとか。
「桜風堂ものがたり」はまだ読んでいないので、機会があれば読んでみようと思います。
