深夜アニメ枠のCMで宣伝されていて、気になった本です。本の内容もさる事ながら、CMナレーションの石川界人さんの優しい声に癒されて、読んでみようかとww。
本作は、現在第5巻まで刊行している「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズの第1巻。
神戸北野坂にあるカフェ「徒然珈琲」で、北野坂探偵舎を営む、元編集者の佐々波さんと作家の雨坂さんの2人の男性が主人公です。
推理に必要なカケラを拾い集めながら、編集者と作家が物語を創り上げていくように、幽霊にまつわる謎を解いていく、優しい探偵物語です。
探偵とは言っても、世間一般に言われるような探偵臭さはなく、あくまで元編集者と作家の関係性を保っているところが新鮮です。
最初は連作短編集かと思いきや、長編でした。
一回読んで、伏線を読み落としているなぁと感じたので、もう一度再読。
いやはや、伏線をかなり読み落としていて、ここにもあそこにもキーワードがあったんだ〜、と伏線の多さにびっくり‼️
その伏線を全部回収して大団円に昇華させていく構成に再度驚くという、推理の面白さとは別の意味で驚かされた作品でした。
そして、主人公2人の付かず離れずのちょうど良い距離感が好きですね。
若干、元編集者の佐々波さんの苦労性を不憫に思いますがww。
幽霊にまつわる謎を解いていくことで、2人にとっての最終的な大きな謎をどう解き明かしていくのか。今後の展開が楽しみです。
