春寿堂シリーズの外伝にて最終巻。

主人公である秋夜名月と縁を紡いできた登場人物たちと、秋夜名月の師匠である玉藻の式神「あずき」が活躍する4編の短編集。

本編では、式神なのに役に立たないどころか邪魔ばかりする人畜有害、だけどどこか憎めないあずき。そんな役に立たないあずきが、外伝では活躍します。相変わらず玉藻や名月には迷惑をかけてはいるものの、あずきが人助けをしている!すごいぞ、あずき

4編の短編のどれもが面白く、楽しく読めました。特に春風挽歌の健気で乙女な努力が可愛かった。姐御も恋する殿方に振り向いてもらうために一生懸命なのだ

あとがきを読んで思い出しましたが、あずきは第1巻では、和菓子の箱を折る仕事を手伝っていましたね。いつもつまみぐいや、部屋で映画ばかり観ているあずきにも殊勝な時期があったのね(遠い目)。

小説の舞台である高野山、いつか行ってみたいです。