初読み作家です。

この本を読み始めた時、村山早紀さんの「コンビニたそがれ堂」のような登場人物のお悩み解消ファンタジー短編集かと思っていましたが、お悩み解消➕ミステリー小説だったのですね。途中でミステリー小説だと気付きましたww。

あらすじを簡単に言うと、
霊的存在である死神は、亡くなった人間の魂を「我が主様」のもとへ導くのが仕事だが、未練を残して亡くなった人間の魂は地縛霊となり、いづれその魂は消滅してしまう。そこで「我が主様」はある死神に「ゴールデンレトリバー」の肉体を与え、死に際の人間の地縛霊化を防ぐべく、未練を解消させようと死神が奮闘するファンタジックミステリーです。

1つ1つ謎が解けていくので、謎が解けた点と点を結ぶとどうなるのか、最後までワクワクしながら読めました。

主人公である死神も良いキャラですが、同僚の死神や上司も素敵なキャラです。個人的には、上司のキャラが好きかも

エピローグでの主人公の死神と同僚との会話で、主人公である死神が、人間から何と呼ばれているかに気がついた時の目を見開く様子が想像できて、微笑ましくもあり、ツッコミたくもあり。

最後の死神の三行の自己紹介を読んで、ほっこりと優しい気持ちになりました。こういう終わり方、素敵ですね

「優しい死神の飼い方」は文庫本にもなっているので、ご興味のある方はどうぞ。