初読みの作家です。
私が時々見ている読書ブロガーさんがこの本を読んでいたので、興味をそそられて読みました。
5編の短編ミステリーです。
連作ではないので、空き時間に読み進められます。
裏表紙に、「全てはラストで覆る」とあるように、最後の1行で覆ったり、最後の章で覆ったりして、面白くもあり、おぞましくもあり。
また、疑念が確信になる瞬間、不明瞭が明確になる瞬間が、鮮やかでした。だんだん謎が解けていくのではなく、一言で謎が解けてしまうその瞬間があっさり、スッキリ、ドッキリです。
個人的には「恋煩い」の短編が印象的でした。
恋を叶えるため、恋のおまじないに真面目に取り組む女子高生の胸キュン青春ストーリーです。
ミステリーなのであまり書いてしまうとネタバレになってしまうので、簡単に一言。
「怖いから。」
「恋煩い」はホラーではありませんよ。ミステリーです。なのに、怖い。
ガタブル(((゜д゜;)))
その他の短編「終の童話」は、優しくも悲しいストーリーで、最後の主人公の決断が気になります。
講談社NOVELSはほとんど手に取ることのない本でしたが、面白かったです。
