書店員が解決するミステリー小説です。
書店員といっても、ほとんど店長が解決していますww。
殺人事件のような血なまぐさい事件ではなく、
彼女が送ってきた本にどんな意味があるのかを知りたいとか、
消えた本の行方を捜すとか、
販促ポスターいたずら書き事件とか、
万引き、放火など。
最後の二つは物騒でしたね。
4つの連作短編集になっていて、それぞれの短編の謎解きも面白かったのですが、
全体を通して、おそらく作者が意図したであろうミスリードにまんまとひっかかりました。
最終話を読んでいる途中で「私、読み間違えた?」という場面があったので、もう一度1話から読み直し、それでも「?」が解決しなかったので、そのまま最終話を最後まで読んだら、納得。
私の中で30代女性としてイメージしていた登場人物が、いつのまにか50代男性になっていたのだもの。びっくりするわよ、そりゃあ。
これ作者のひっかけよね、絶対。作者にほくそ笑まれているかもしれないわ。う~ん、やられた。
でも30代女性としてイメージしていた人物が、いつのまにか50代男性になっていた謎が解けて、スッキリしました。
もう少しで、若手人気男性作家のホモ疑惑を捏造するところでしたからww。
本屋さんの業務内容にやけに詳しかったので、似鳥さんは書店勤務経験があるのかと思っていましたが、そうではなかったのですね。詳しいことは、あとがきでどうぞ。
作中に、実際に出版されている本が幾つか登場していて、読みたい本リストに追加しました。
この「レジまでの推理 本屋さんの名探偵」を読まなければ、出会えなかった本です。
本の中にしろ、本屋さんにしろ、思いがけず面白そうな本に出会うと嬉しくなりますね。
ネット通販も便利だけど、ポップを見て興味をそそられることもあるし、お目当ての作家のサイン会も開催されたりするので、本屋さんはなくならないで欲しいものです。
