紅雲町珈琲屋こよみシリーズの4作目。
紅雲町のはずれにある「ヤナギ・ショッピング・ストリート(通称ヤナギ)」の建替えに伴い、
様々な人の想いや策略が交錯するミステリーです。
1~3作目に比べて、全体的に暗いお話のように感じられました。そして、個人的に消化不良気味なところがありました。
大団円のハッピーエンドではなく、それぞれが妥協しながらの結末だったからかしら。
どうにもならないことへの諦めが、そこはかとなく漂い、スッキリする結末ではありませんでした。唯一の救いは、諦めと開きなおりが表裏一体となり、一歩前進したことでしょうか。
この話に登場する運転手の佐々木さんの謎が解けていくたびに、ゲスな顔が表れて、どうしても好きになれませんでした
。
。建築家と手芸屋、運転手とお店のママ、お草さんと息子。様々な家族の形があるものですね。
人間、口に出さずともいろいろな過去を、想いを抱えて生きているのだと強く感じた話でした。
