きつねとたぬきが人間に化けてお伊勢参りに行く途中、
さまざまなトラブルに巻き込まれながらも、知恵と行動力で問題を解決していく珍道中。

この本、続きでますよね?(←誰に聞いてる?)
お伊勢参りが最終目的地なのに、箱根で話が終わっているから(笑)。
旅の目的も達成していないし。

桑原水菜先生と言えば、「炎の蜃気楼」シリーズで本編だけで40巻。
邂逅編が15巻、幕末編が2巻、昭和編が4巻、番外編が8巻。
つまり、桑原水菜ワールドはたった1冊で終わるはずはないというわけで(笑)。

話は冒頭から引き込まれ、そのまま2時間で読了。
大げさな奇抜さはないのに、面白かったです。
東海道中膝栗毛よろしく、きつねの弥次郎兵衛と、たぬきの喜多八が東海道を旅する話ですが、
このきつねとたぬきのやり取りが面白い。
しっかりもののきつねと、ちゃっかりもののたぬき。
どちらも憎めないキャラです。

第三話の「小田原宿で鯉と観音に伺いを立てる」之巻は、心温まるいい話だな~としみじみ思いました。
きつねとたぬきだからこその解決策。人間よりも人間のことがよくわかっている、と感心します。

きつねの弥次と、たぬきの喜多。弥次喜多コンビの今後の道中、ぜひ読みたいです。
桑原先生、続きを書いてくださいませ。