よろず一夜シリーズの第四弾。

今回は、「よろず一夜のミステリー」の社長である万木輝一の過去が事件と絡んできて、読みごたえがありました。

人間ドラマ×ミステリーのバランスがよくて、もっと読みたいと思える作品でした。

ボンボンでイケメンで、しかもやり手で傲岸不遜な万木輝一には、高校時代、己の愚かさを悔いる出来事があり、心に傷を抱えていた。その事が、今回の事件を複雑化し、且つ面白く感じられました。

天下無敵な人物が見せる弱さは、なぜに人を(私を)惹き付けるのでしょうね。

万木輝一の右腕であるフリーサイエンスライターの蓮城万聖は、シリーズ通して抜群の安定感&存在感。さすが、輝一のお目付け役です(笑)。

このシリーズは、あと一巻で完結です。
主人公の今後、失踪した父親の行方など、いろいろ気になりますね。
広げた風呂敷をどう畳んでいくのか、楽しみです。(^^)