何かの記事で、故酒井雄哉大阿闍梨のことを知り、手に取りました。

故酒井雄哉大阿闍梨と池上彰さんの対談形式で書かれており、読みやすいです。

池上さんのシンプルだからこそ答えにくい質問に対して、故酒井雄哉大阿闍梨が丁寧に答え、
また、池上さんが世界中を取材して見てきたこと・感じたことを故酒井雄哉大阿闍梨にお話をしたり、
お互いの知識・智恵を交換するような関係が心地よく感じました。

おおまかに言うと、「人生とは何か?」「生きるとは何か?」「死ぬとは何か?」について書かれています。
前回のブログ記事、「花咲家の人々」で生死について考えさせられたと書きましたが、
その答えの一例がこの「この世で大切なものってなんですか」に書かれている気がしました。

「仏様にいま生かされていることを心から感謝して、それを大事にして、一生懸命生きるしかないんですよ。」
2度の千日回峰行を行った大阿闍梨が言うと、重みを感じます。

日本に住んでいると生きているのが当たり前のように錯覚してしまうけれど、
生きていること自体が実は奇跡だったりする。
毎日なあなあに過ごしてしまっている自分自身をみつめなおす、いいきっかけになる本だと思いました。