タイトルに惹かれて、手に取った本。
表紙絵も私好みでした。

内容は、東京藝術大学の剣道部を舞台にした青春ラブストーリーです。
剣道部が舞台でなければ、「ハチミツとクローバー」を彷彿させる作品ですね。
「ハチミツとクローバー」は、美大を舞台にした全員片想いストーリーでしたが、この作品は両想いなのに紆余曲折があって、波乱に満ちています。

恋に、作品制作に、進路に、剣道に、全力で突き進む5人の部員たち。
あ、…全力でない人、約1名いましたね(笑)。

剣道について全く知らない私でも分かりやすく書いてありました。

それにしても、この作品の女子は精神的に強いですね~。
それに比べて、男子はヘタレ(笑)。今後の男子の成長に期待します。(^^)

この本のテーマの1つである「覚悟」。
「覚悟」をした人間は、ここまで強くも潔くもなれるものかと感じました。

芸術家として生計を立てていく覚悟。
シングルマザーとして生きていく覚悟。

人によって覚悟の内容は違うけれど、芯の通った美しさを感じました。

最初は、剣道についての解説が多く、読むのに時間がかかりましたが、中盤以降は続きが気になって、一気読みでした。

この話の結末には、賛否両論ありそうですね。
私個人としては、最後にわずかでも一筋の光が見える終わり方なので、まあ納得できる終わり方かな。

剣道がメインの小説は初めてでしたが、楽しく読める作品でした。