この本を知ったきっかけは、ペタ巡りをしていた時に読んだ読書感想ブログでした。

少年犯罪がテーマというのに興味を持ち、たまには社会派ミステリーも面白そうだと、手に取りました。

ただの娯楽ミステリーではなく、少年犯罪について、少年法について考えさせられる内容でした。

犯人は二転三転し、ラスボスの正体を知ったときは、そういう展開!?と驚きました。

伏線が伏線を呼んで、でも全ての事件には始まりがあって。

複雑に絡み合いながらも、理解しやすい構造になっていて、最後200頁は一気読みでした。

400頁超えの長編でありながら、飽きさせず、のめり込ます様は、すごいなぁの一言です。

主人公がラスボスに淡々と語ったセリフ、
「法律で罪に問われなかったとしても、世間は絶対にあなたを赦さないだろう」
が、印象的でした。

怒りにかられて発する言葉より、淡々と語る言葉に力を感じます。

どこかで誰かが思いとどまれば、この数々の事件は起こらなかったはずなのに、ドミノのように誰もとまらず(とめられず)次々と長い時間をかけて続いていく事件。

いろいろ考えさせられる一冊でした。