掛け値なしに面白い作品です。

以前テレビで、とあるデパートの外商の話を見ましたが、それ以上に詳しく書かれていて、「こんな世界もあるのね~」と実感しました。

主人公の鮫島静緒(←女性です。)と同年代とあって、感情移入してしまいました。

お仕事ストーリーに付き物(?)の職場の嫌がらせや、迷惑なお客様が登場するにも関わらず、ドロドロ感がないので、読後感が良いです。

彩雲国物語の秀麗ちゃんは、これでもか!!っというほどの嫌がらせを受けて、読むのがしんどくなって途中でリタイアしたので。

上流階級の面白さは、なんと言っても、登場人物の魅力にあります。

主人公の鮫島静緒や、同僚の枡家、外商の生き神様である葉鳥。外商のお客様も個性色々で、読んでいてワクワクします。

静緒と枡家が恋愛関係にならないからこそ、同僚であり、ライバルであり、戦友である二人の飾らない関係がとても心地よいです。

心地よいといったら、特品会での静緒の蹴り。スッキリしましたね(笑)。

静緒と葉鳥の出会ったきっかけに、いい話だね~、と思わずしみじみしてしまいました。

ミラノに旅立った葉鳥。
彼のこれから歩む道がどうなるのか、気になるところです。