コンビニたそがれ堂の第3弾です。

「星に願いを」、
「喫茶店コスモス」、
「本物の変身ベルト」
の3つの短編集からなっています。

解説は、サイト「筋トレ」や「星読み」でお馴染みの石井ゆかりさんが書いています。

「星読み」ユーザーとしては、一粒で二度美味しい文庫本です(笑)。

「喫茶店コスモス」は、始めから予想していた通りの展開でしたが、ほろりときた作品です。

この世は不合理で不条理かもしれない。それでも、主人公は、この世を生き抜いて、そしてこの地上を後にする。

「自分たちが、生涯をかけてしてきたように、それぞれの居場所を守り、ひとを愛して、がんばってがんばって、精一杯に生きて。それぞれの場所で、それぞれの灯を灯して。」

この世に生きるひとたちへ、祈りをこめて。

なんだか、自分自身へのメッセージのような気がして、思わず泣けてしまいました。

「本物の変身ベルト」は、最近、「サムライフラメンコ」を観ていたせいか、妙に親近感が沸いた作品でした。

それにしても、なぜヒーローもののネーミングセンスはギャグっぽいのだろう(笑)。

そして、なぜヒーローはマフラーをなびかせるのだろう。

様々な素朴な疑問(←小説の内容には全く関係ない)が浮かび上がりました。まあ、小説の中に答えはありませんが(笑)。

ただひとつ。
ヒーローはなぜ敵を倒したあと、颯爽と素早く去っていくのか、その理由に妙に説得力がありました。

そ、そうだったのか、ヒーロー諸君!

その理由を知りたい方は、本書の「本物の変身ベルト」をどうぞ~。