開成高校は偏差値の高い進学校だが、その野球部が激戦区の東東京大会で5回戦のベスト16まで進んだこともあり、筆者が開成高校野球部を取材してまとめた本である。
思わず、禅問答かっ!?とツッコミをいれたくなる会話ばかりで、なんとも面白い。
高校野球といえば、スポ根、熱血、汗と涙の青春ストーリーだが(←私の独断と偏見)、開成高校野球部には、当てはまるものが……ない。あるのは、理屈。
選手と筆者の会話を読んで、選手が理路整然と説明していると感じることが多々あった。監督の罵声も、正確で論理が詰まっていて、客観的に怒鳴る。かといって、野村ID野球ではなく…。
うまく説明できないので、本書を読んでください
。ただ一般論が通用しない場合は、弱者の兵法、下手の矜持を使うのも一つの有効な手段だと強く感じた本でした。
