個人的な見解です。
まずは
簡単に全体像の内容を言いますと
ベースに油剤の『質は低い』ですが
まぁそれはスルーして
カチオン界面活性剤は第3級をベースにして
刺激性を下げて
シリコーンでコンディションを整えます。
市販品の中では
肌刺激が低い部類です。
疑似キューティクルを中心にさらさらやしっとりを演出するトリートメントで
市販品ではアリだと思います。
しかし
ツッコミどころもあります。
ベヘントリモニウムクロリド、ステアリトリモニウムクロリドは
第4級カチオン界面活性剤です。
配合量は1%未満ですが
例えば上記の第4級カチオン界面活性剤の配合量を各0.9%づつだとしたら
合算で1.8%となりますから
微量配合とは言えなくなります。
それに
シリコーンは
ジメチコン、アモジモチコン、(ビスイソブチルPEG-14/アモジモチコン)コポリマー、フェニルトリメチコンなど
しっかり定着型やダメージ部分につきやすい成分をチョイスしています。
肌の刺激性は下げても
ビルドアップの懸念は
相変わらずだと思います。。
話は変わりますが
ノンカチオンのレヴュールですかね?
あの商品は
確かにカチオン界面活性剤は配合されていませんが
『カチオン性成分はタップリと入っています。』
辛口になりますが
まだまだハッタリアピールの域を超えてはいないと思います。
ノンカチオン&ノンシリコーンなら
是非とも絶賛したいくらいですけどね(笑)
しかしながら
市販品で大手メーカーが
刺激性を意識し始めた商品が発売された事は
消費者にとっては良い事です。
もっとダメージ補修成分などを配合して
『手触りでは分からないインナー補修・補強』にも目を向けて頂ければと思います。