個人的見解です。
美容室に行って頭皮の臭いを相談したら
だいたいはヘッドスパを薦められて
そのお店のシャンプーを薦められるのではないでしょうか??
私の場合は
まず
何故、臭うのか??
の根底を導き出していきます。
頭皮は
皮脂が分泌していますから
夜にシャンプーして
その次の夜になれば
普通は臭います。
合成香料がタップリのシャンプーを使い
合成香料タップリのトリートメントを髪をかき上げる勢いで塗布していれば
気づかないかもしれませんが
普通は臭うものです。
しかし
シャンプーの直後に臭う場合や
乾かしている時に臭う場合の相談の場合は
問題アリです。
自分の頭皮の臭いが気になるくらいですから
あまり香りが残らないシャンプーやトリートメントを使用しているかと思います。
ここで
ちょっとお客様に歩みよる美容師さんなら
洗浄力が合っていないから
高い洗浄力に変えましょう!と提案する美容師さんもいるかと思います。
しかし
臭いの原因は
皮脂(過酸化脂質)だけではありません。
皮膚常駐菌の可能性だってあります。
お風呂上がりにタオルドライなんかで寝てしまうとかは最悪で
頭皮=高温、濡れている=多湿
ですから
まさに
部屋干し状態。。。
頭皮は雑菌まみれです。。。
それを乾かした所で臭いはとれません。
慢性化してしまえば
それなりの対策をとらないと
常駐菌のバランスが崩れたままですから
常に臭う頭皮の完成です。
洗浄力の問題ですが
例えば
ラウレス硫酸Naと
ラウレス‐◯カルボン酸Naで
同じ洗浄力に合わせた状態でも
肌への刺激性や残留性、タンパク質変性率は
雲仙の差です。
*もちろんラウレス〇カルボン酸Naが良質成分です。
つまり
刺激性が強い=肌に負担がかかる=肌は刺激から守ろうと皮脂を分泌する
わけですから
まずは洗浄力を上げるか?上げないか?
じゃなくて
刺激性やタンパク質変性などの視点で
お客様のシャンプーの成分をチェックして
提案する成分を絞り込んでいくのが
ベストです。