2021.6/1より



『成分で未来をカエル』をモットーに


化粧品開発や販売を継続しつつ


現場でお客様に成分(商品)を伝えている現場のプロフェッショナル様を対象に


より深い成分の世界を伝える講師などの活動など


フリーランサーならではの


『身軽さ』を生かせればと思っております。


私が開発した

L-classic(エル-クラシック)

スキンケアソープや

badassクレンジング=メイク落とし


かじゅまるシャンプーなどの



『ネット販売の解禁』も視野にいれておりますので


ご期待して頂ければ幸いです。



美容師としては


どーしても私に担当してもらいたい!方は



アメブロのメッセージ機能でメッセージをして頂けばと思います。


※当面はご新規様の受付はしませんので、気長に予約待ちができる方のみメッセージを下さいませ。









アメブロには


自分のブログに辿り着いた『検索ワード』のランキングが



定期的に更新されています。



私もたまにチェックするのですが



だいたいいつもランクインしていのは



『成分オタク』(笑)




そんな常連ワードの中でも



意外なワードがあります。



それは



『カラー後のアルカリ除去』。




一般の方が検索しているのか、美容師さんが検索しているのかは分かりませんが




私なりの見解を書いておきます。




ちょっとだけ



美容室向け的な内容になりますが





まず



よく勘違いしているのは




水道水のpH7.0で



クエン酸水がpH2.0だとしたら



水とクエン酸水を1対1で割ったら


7+2=9


9÷2=4.5=弱酸性=アルカリ除去




みたいに思われている方もいますが




そんな単純な話ではありません(汗)




pH2.0のクエン酸水を



水道水で50倍に希釈しても



pHは3.0にもならないと思います。





そして




わかりやすく言えば



カラー剤のアルカリ除去を考える上で大切なのは



酸度とアルカリ度。



つまりは



酸濃度、アルカリ濃度が重要です。




なので



いくら炭酸水(弱酸性)で洗い流しても



酸濃度が圧倒的に足りませんから、




毛髪内部にはたっぷりとアルカリ剤が残留していますので



30分もすれば



毛髪はアルカリに傾きます。




クエン酸を水道水で薄めてアルカリ除去と称して処理する美容室や



自宅でのケアを進めているような記事もたまに見かけますが



カラー直後にpH2.0くらいのクエン酸水を塗布したら



『せっかくのカラー色素が変色します!!』



さらに



キューティクルの過収斂によって髪への負担も大きくなります。





私的に手作りするなら



高濃度のクエン酸水を



アルカリ剤を配合して



pHを4.5くらいの『弱酸性』に調整をして


酸濃度バリバリのアルカリ除去剤を製作します。




※手作りのアルカリ除去剤の作り方はpH測定器かpH試験紙などが必要ですので公開は避けます。



あとは


過酸化水素の除去ですね。


これは


一番手っ取り早いのは


カタラーゼ原料を購入して希釈して終わりです。


※ただし、必ずカラーシャンプーを洗い流してから使用する事!オキシ濃度はせいぜい6%までなので反応熱の心配はありませんが、注意が必要です。まーそんなマニアックな美容室さんなら当然熟知していますね(笑)




ちなみに私は



高濃度の既製品を購入しています。


その理由は


手作りだと保存期間も短いし



施術効率(希釈計算など)のロスもなし。



コストはかかりますが



高額な既製品原料を購入しています。



まぁ既製品原料の場合は



化粧品登録していますから


防腐の面でも安心かと(^^)