まずは
メーカーに物申します。
ドラッグストアーには
『サロンカラーと違いはありません』といふ。
美容室には
『全然違う』といふ。
まー商売なのでしかたがないと言えば仕方がないですが
なんじゃいそれっ!!
くだらん。
話を戻します。
正直、大きな違いはございません。
染める理論は一緒です。
リフトアップ(明るく)して
色の発色
色の定着
とまぁ一緒っちゃ一緒。
酸化剤=過酸化水素水
の濃度に関してはまったく同じでしょう。
大体6%で統一かな?
と言うか、日本では6%以上の配合は認められてません。
6%以上を使用してる美容室もありますけどね…
(何か問題が起きても自己責任と言うやつですね)
重要な違いは
アルカリ度。
簡単に言えばアルカリのパワーでカラー剤の浸透を助けたりします。
市販品はアルカリ度数が高い。
アルカリ度が高いと言う事は
ちゃんと除去しないと、
さらに痛みます。
もちろん、素人さんが
カラー後のアルカリ除去や抹消は不可能ですね。
最近じゃぁ、除去系を謳ったトリートメントなんかを付属で付いてたりしますが
あんなのは気休め程度…
弱酸性に戻します

一瞬は弱酸性に戻りますが
すぐにアルカリ性に傾きます。
じゃぁクエン酸で安上がりでアルカリ除去をして
酸性に寄せてしまおう的な美容師さんが沢山いますが
酸性に傾きすぎたら
せっかくの色味が変化しちゃいます。
紅茶にレモン汁を入れたら色が変わるみたいな感じです。
phが重要じゃなく
アルカリ度・酸度の関係性が重要なんですよね。
話が難しくなりますので
この辺で…

やはりアルカリ除去や
過水除去は
プロが行う技術です。
専門的な高濃度の原材料が必要なので
付属に付ける安物トリートメント如きでは
コスト的にも配合不可能。
気持ち除去するくらいです。
そして染料の違い。
市販品は素人さんが使用する事が前提なので
色ムラになりにくいように
サロンカラーのように
髪内部まで深く濃く染まりません。
表面付近綺麗に見えるような発色を考えていますので
色持ちも悪いです。
サロンカラーではさらに
髪の負担を減らす為に
必要に応じて
微アルカリのカラー剤
ノンアルカリのカラー剤
や
過酸化水素水も
1%~6%まで使い分けているハズです。
例えば
今明るさが10レベルの明るさで
根元黒いのが2センチ伸びているとします。
そして全体を8レベルに統一したいとします。
善良な美容室であれば
根元の黒い部分は8レベルにリフトアップして
10レベルの部分は
色味だけを入れて8レベルにします。
これが普通。
しかし
根元から毛先まで同じ薬剤を塗布するお店があります。
確かに結果的に
色味(明るさ)は8レベルに統一されますが
10レベルの部分にリフトアップする薬剤は必要ありません。
リフトアップできるパワーを毛先まで塗布すると言う事は
最初は8レベルに統一されますが
色味が落ちた時
毛先がどんどん明るくなっていきます。
結果的にダメージが広がります。
市販品のカラーを使ったらめちゃくちゃ痛んだと感じるのは
根元と毛先の薬剤が一緒だからです。
根元の黒い部分を明るくするパワーの薬剤を
明るい部分に塗布しているわけですからそりゃー痛みますよね。
でも実際
素人が市販品カラーをするみたいに
美容室でも素人と同じようなカラーリングをするお店があるんですね。
根元を明るく
根元以外を暗くする場合に
1つの薬剤を根元から毛先まで塗布するお店ならば
ソッコーお店を変えましょうね。
そんなお店で
アルカリや過酸化水素の
除去や抹消なんて絶対してませんから
頭皮も活性酸素が発生しまくりです。
老化へゴーですよ。
まだまだ細かい事を言い出したら
いっぱいありますが
分かりやすく伝えていますのでこれくらいで
