私は細胞針生検および細胞診にたいへん疑問を抱いています。


癌細胞が悪性かどうかを
◎増殖している細胞か
◎浸潤する細胞か
で、判断して依頼した病院へ送り、医師は外科手術に抗癌剤投与をしています。

 

ところが癌細胞は増殖はしますが、それが細胞分裂増えているかどうかを確認しているのでしょうか。顕微鏡の細胞観察で、細胞分裂像を見つけたのでしょうか。

癌はゲルソン博士が言っているように、肝臓と膵臓の代謝が悪くなり、つれて関連する器官の機能も低下して癌細胞が発生します。また博士と関連する臨床の医師も何人かそのように観察をしています。

癌細胞は細胞分裂時のミスコピーで発生するとは、医学部の授業で教えていましたが、最近はほとんど言いません。

活性酸素が遺伝子を傷つけるのが癌発生の原因であるとは、まだ多くのひとが言っています。私は活性酸素は身近な電子を瞬間的に引き抜いて安定してしまうのであり、細胞質にトンネルを掘って核まで突き進むのはおかしいと提唱しています。

近頃はミトコンドリが壊れると癌が発生するとし、さらにはミトコンドリアを治すと癌細胞は正常細胞に戻るとまで言うひとがいます。これは私も調べ中です。

とにかくも癌細胞は分裂増殖すると決め付けて、細胞針生検や細胞診の結果を出しています。

すでに手術を受けたかた、亡くなってしまわれたかたはどうにもしようがありませんが、細胞生検などを受けられたかたは、細胞分裂像が見つかったのかどうかを聞いてください。肝臓など他の原因があってできる癌を切り取るのはおかしな治療で、原因を治す治療をすれば腫瘍は消えていくはずです。

代替療法で癌腫瘍が消えたのを観察し、医師が首をひねるという話はよくあります。
「あれは癌ではなかったのだ。」
そんな言葉が出るのは、細胞分裂している癌を確認していないからです。




それからその癌細胞が浸潤するかどうか、これも大きな疑問があります。毛細血管の先は開放系になっているのが確認されています。心臓から出た血液は動脈を通り、静脈を通ってループになって回っていると言われますが、血管の先が開いていて組織内に血球が広がっていくのが顕微鏡で確認されています。

これに対して最近は血管に継ぎ目があって、そこからいろんな成分が浸み出て行くと言っています。毛細血管の先は開放ですから、生体としてはそんな現象は必要がないと思います。これも要調査です。


癌細胞は体内の状態の悪さ、毒物の影響であちこちに発生します。その癌細胞は簡単に毛細血管の先から組織内に出て、移動することができます。そしてどこかに定着して集まって行くと考えられます。
ですから転移が起きるのは生体の状況によるのであり、癌細胞が遠征して癌巣を造ろうとしているのではありません。転移が起きるほど身体の臓器が悪くなっていることを示しています。

そうなるとあちこちを切り取るのではなくして、臓器を治すのが大切な治療になります。

癌の罹患のかたは検査結果に対して、
「どれが細胞分裂している癌細胞ですか?」
と確認をしてください。その先にどのような治療を受けるかはあなたの意思決定によります。