ジェイミー・オニール (Jamie O'Neal/出生名:Jamie Murphy/1968年6月3日~) は、オーストラリア出身のカントリー・ミュージックのシンガーソングライター。

 

 

 

1968年6月3日、ジェイミー・マーフィーは、プロのミュージシャンである両親のジミーとジュリー・マーフィーのもと、シドニーで生まれた。


 

1970年代、両親が離婚するまで、彼女は、両親と妹のサマンサとともに、「マーフィー・ファミリー・バンド」(The Murphy Family band)で歌っていた。

 

 

成人後、彼女はオーストラリアでバック・シンガーとして活動を始める。

 

 

1990年、カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)のオーストラリア、イギリス、ヨーロッパ、極東アジアを巡る「Enjoy Yourself」ツアーに同行した。

 

 

1991年、ミノーグと再び組んで、イギリスとアイルランドを巡る「Let's Get To It」ツアーに参加した。

 

 

2000年、彼女は「ジェイミー・オニール」(Jamie O'Neal)としてマーキュリー・ナッシュビルと契約し、すぐに最初のアルバムの制作に取り掛かった。

7月31日、1stシングル“There Is No Arizona”を発売すると、米音楽誌『ビルボード』の「Hoy Country Singles & Tracks」(現:Hot Country Songs/以下「カントリー」)チャートで、初登場こそ69位だったが、翌2001年2月に1位を獲得。同誌の総合シングル・チャート「Billboard Hot 100」(以下「全米」)では40位に入った。

 

10月31日、1stアルバム『Shiver』をリリース。本アルバムは『ビルボード』誌のトップ・カントリー・アルバム・チャート(以下「カントリー」)で14位、同誌の総合アルバム・チャート「Billboard 200」(以下「全米」)125位を獲得した。

 

2001年、2ndシングル“When I Think About Angels”をリリース、同年3月31日の週に45位で初登場、チャートに数週間留まり、同年8月にカントリー1位、全米チャートでは最高35位を獲得した。アルバムからの最初の2枚のシングルが成功したのを受けて、『Shiver』は全米レコード協会(RIAA)からゴールド認定を受けた。

 

その後、さらに2枚のシングルをリリース、タイトル・ナンバー“Shiver”はカントリー21位、“Frantic”は同41位に達した。

 

 

同年、映画『ブリジット・ジョーンズの日記』(Bridget Jones's Diary )にて、ジェイミー・オニールがカヴァーしたエリック・カルメンの名曲“All by Myself”がフィーチャーされ、主演女優のレネー・ゼルウィガーがパジャマ姿になる有名なシーンで本曲に合わせて歌っている。ジェイミーのヴァージョンは『ブリジット・ジョーンズの日記』のサウンドトラックに収録されている。

 

 



2002年、オニールとカントリー歌手のマーク・ウィルス(Mark Wills)は、デュエット曲“I'm Not Gonna Do Anything Without You”を録音した。これはウィルスのアルバム『Loving Every Minute』からの2枚目のシングルとしてリリースされ、カントリー31位を記録した。

 

 

2003年5月12日、オニールの5thシングル“Every Little Thing”を、彼女の2枚目のスタジオ・アルバムとなるはずだった『On My Way to You』からの1枚目シングルとして先行リリース。しかし、本曲はカントリー34位に留まったため、アルバムはリリースされなかった。その後すぐに、オニールとマーキュリーは袂を分かった。

 

 

2004年、マーキュリーを離れた後、オニールはキャピトル・ナッシュビルと契約。

9月27日、同レーベルでの最初の作品として、アルバムからのリード・シングルである“Trying to Find Atlantis”をリリース、カントリー18位・全米86位に入った。

 

 

2005年3月1日、新たに制作した2ndアルバム『ブレイブ』(Brave)をリリース。アルバム・チャートではさらに大きな成功を収め、カントリー6位・全米40位に達した。

 

4月4日、アルバムからの2枚目シングル“Somebody's Hero”をリリース、カントリー3位・全米51位に達し、オニールにとって2001年以来初のトップ10入りを果たした。

 

同年、最後のシングル“I Love My Life”をリリースするも、これはトップ20入りを逃し、カントリー26位にとどまった。

 

 

2007年初頭、新しいシングル“God Don't Make Mistakes”がリリースされた。このシングルはカントリー・ラジオではヒットせず、カントリー・チャートでも47位にとどまり、当時の彼女のシングル チャートでは最低の成績となった。本曲がアルバムに収録されなかったため、オニールとキャピトルは袂を分かった。

 

 

2008年初頭、オニールはアトランタ - ナッシュビルを拠点とするレコード レーベル 1720 Entertainment と契約した。
11月、シングル“Like a Woman”をリリース、カントリー59位でデビューした。この曲は当初、オニールの3rdスタジオ・アルバム『Like a Woman』のリード・シングルとなる予定だった。このシングルは最終的にカントリー43位にとどまった。

 

 

2009年6月、2枚目シングル“A Soldier Comin' Home”をリリースしたが、チャート入りはしなかった。

 

それ以降のシングルはラジオで宣伝されず、『Like a Woman』のリリースは終ぞ叶わなかった。

 

2012年初頭、オニールは自身のレコード・レーベル「Momentum Label Group」を設立したことを発表した。同レーベルの主力アーティストは、2012年3月に最初のシングル“Party 'Til the Cows Come Home”を発表したレイチェル・リネイである。


2014年、オニールはシャナチー・レコードと契約。

5月27日、3rdアルバム『エターナル』(Eternal)を発表。シングル・リリースしたオリジナル曲“Wide Awake”を除き、アルバムはカヴァー曲で構成されている。

 

 

 

2017年、オニールは北米ツアーを行い、新アルバムをレコーディングした。


2020年、オニールは、ボブ・フランク・エンターテインメント/オーディアム・レコードと契約。

10月16日、ローレン・アライナ、マルティナ・マクブライド、サラ・エヴァンス、ジョン・ポール・ホワイト、オニールの娘アリーヤ・グッドとのデュエットを収録した4thスタジオ・アルバム『Sometimes』をリリースした。ここからは、"The World Goes On"と"Wreck Me"をシングル・カットした。

 

 

 


2022年、彼女は初のクリスマス・アルバム『Spirit & Joy』をAudium Nashville Recordsからリリースした。ここからは、先行リリースを含む、"River"、"White Christmas"、"Christmas You"、Ty Herndonと共演した"Merry Christmas Baby" をシングル発売した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「Jamie O'Neal」

 

 

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