ニック・カーショウ(Nik Kershaw/出生名:Nicholas David Kershaw/1958年3月1日~)は、イギリスのシンガーソングライター、ギタリスト。

 

 

 

1958年3月1日、ニコラス・デヴィッド・カーショーは、英国西部の湾岸都市ブリストル(Bristol)で生まれ、サフォーク州イプスウィッチ(Ipswich, Suffolk)で育った。父親はフルート奏者、母親はオペラ歌手であった。

 

少年時代はサッカーに夢中となるが、13才の時にスレイドの大ファンとなる。

 

彼はノースゲート グラマー スクール フォー ボーイズで教育を受け、そこでギターを演奏した。ギターは独学で学んだ。

 

ハイ・スクールに入ると、仲間とハード・ロック・バンド「ハーフ・ピント・ホグ」を結成。

その後、イプスウィッチの多くのアンダーグラウンドバンドでも歌っていた。

 

彼は A レベルの途中で学校を中退し、失業給付事務所に就職した。

 

1978年、ジャズ・ファンク・バンド「フュージョン」(Fusion)に参加。

 

 

1980年、フュージョンでプロとしてアルバム・デビューを果たす。

 

 

1982年、フュージョンが解散する。

彼はミュージシャン兼ソングライターとしてソロ・キャリアをスタートさせた。

 

 

1983年9月9日、ソロ名義で"I Won't Let the Sun Go Down on Me"をリリース、全英47位になった他、ノルウェー8位・スイス6位になった。

 

 

1984年2月27日、デビュー・アルバム『ヒューマン・レーシング』(Human Racing)をリリース、全英アルバム・チャート最高5位に達し、8ヶ月以上にもわたりチャートに入り続けた。このアルバムからは、"Wouldn't It Be Good"が全英4位・全米46位、"Dancing Girls"が全英13位、"Human Racing"が全英19位を記録、また、"I Won't Let the Sun Go Down on Me"を再リリース、全英2位になった。

 

 

 

 

11月19日、2ndアルバム『ザ・リドル』(The Riddle)をリリース、全英8位を記録した。アルバムからの1枚目シングルとしてリリースしたタイトル・トラック“ザ・リドル”(The Riddle) は全英3位になった。この他にも、"Wide Boy"が全英9位、"Don Quixote"が全英10位と、トップ10ヒットを計3曲出した。

 

 

 

 

 

1985年、エルトン・ジョンのアルバム『アイス・オン・ファイアー』(Ice On Fire)にギタリストとしてゲスト参加。また、“ACT OF WAR”のビデオ・クリップでも登場し、ギターを弾いている。

 


1986年10月24日、3rdアルバム『ラジオ・ミュージコーラ』(Radio Musicola)をリリース、全英47位を記録した。ここからは、"When a Heart Beats"が全英27位、 "Nobody Knows"が全英44位、"Radio Musicola"が全英43位になった。

 

 

 

 

 

1989年5月22日、4thアルバム『ザ・ワークス』(The Works)をリリース。ここからは、"One Step Ahead"が全英55位、"Elisabeth's Eyes"が全英105位に入った。

 

 


カーショーはまた、ソングライター、プロデューサーとしても活躍し、トニー・バンクス、チェズニー・ホークス、ジェイソン・ドノヴァン、ローナン・キーティング、ゲイリー・ムーア、ブリトニー・スピアーズ、エルトン・ジョンなど、多くのアーティストの作品に関わっている。


1991年1月28日、ニックが作詞作曲とプロデュースを担当した、チェズニー・ホークス(Chesney Hawkes)によるシングル“ワン・アンド・オンリー”(The One and Only)がリリース、同年に全英シングルチャートNo.1となり、アメリカで音楽誌『ビルボード』(Billboard)の総合シングル・チャート「Billboard Hot 100」最高位10位をはじめとして世界中で大ヒットし、マイケル・J・フォックス主演で1991年に公開されたハリウッド映画『ドク・ハリウッド』(Doc Hollywood)の主題歌としても知られている。また日本では、ホンダ・インテグラのCMでも使用された。

 

 

1999年4月6日、5thアルバム『フィフティーン・ミニッツ』(15 Minutes)を Rhino Entertainmentからリリース、全英194位にチャートインした。ここからは、 "Somebody Loves You"が全英70位に入った。

 

 

同年、Les Rythmes Digitalesのアルバム『Darkdancer』からカットされた "Sometimes"にフィーチャーされ、全英56位になった。

 

 

2001年4月23日、6thアルバム『To Be Frank』を発表。ここからは、"Wounded"が全英100位になった。

 

 

2006年10月26日、7thアルバム『You've Got to Laugh』をリリース。
 

 

2012年8月6日、8thアルバム『Ei8ht』をリリース、全英91位に入った。

 

 

2020年10月16日、9thアルバム『Oxymoron』をリリース。

 

 

2021年、Wrenneのシングル"Be Still"にChesney Hawkesとともにフィーチャーされた。

 

同年、Chesney Hawkesとともに、「Chesney Hawkes & Nik Kershaw」名義でシングル"Lost In You (Sunset Sessions)"をリリース。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参照)

Wikipedia「ニック・カーショウ」「Nik Kershaw」

 

 

 

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