先日、次男と主人と3人で水族館に行きました。
子供達が受験になるまで、毎週末動物園か水族館に行っていました。
いつも、主人と次男、私と長男に分かれて歩いていました。
長男は、今でも水産学部に行きたいというくらい、海洋生物が好きで、「お魚博士」でした。
私は博士号を持っているのですが、持病のため仕事を辞めざるをえなくなり、専業主婦をしています。
そんな私にも、「僕もママみたいな研究者になるんだ。水産学の研究者!」と目を輝かせて話していてくれた思い出があります。
いつしか私と離れて歩くようになり、先を行く主人と次男の少し後ろを私がひとりとぼとぼ歩き、長男はもっと後ろを歩くようになりました。
訪れた水族館は、長男のお気に入りの場所でした。
最初は私も普通に懐かしいなと思えたのですが、いつの間にか、
「このクラゲの毒はね…」など、逐一説明してくれていた長男ばかり思い出してしまい、涙が止まらなくなりました。
最近、長男は主人とは話すのですが、私とは話しません。主人にまで「お前はウザがられてる」と言われます。
だから話をしたり、同じ空間にいないようにしています。
思春期は成長の過程で大切なことだとわかってはいるのですが、今の関係が続くと思うと、泣いてばかりです。
私はまだ、今の長男を受け入れられていないのだと思います。
病気の中で妊娠、出産、育児…。本当に必死でした。子供のためにしか、体力を使えないくらい頑張りました。
病気で育児をする大変さの中で、沢山の事を諦めました。それでも後悔はありませんでした。子供を愛していたから。
まだ、長男が私と話してくれていたときのことを思うと、辛くてたまりません。
早く、母親として成長したいです。